
リブート発表とファンの困惑
米国の人気ミュージカルドラマ『Glee(グリー)』がリブート版として復活することが報じられ、大きな注目を集めています。21日(現地時間)、イギリスのメディア「デイリー・メール」によると、公式アカウントから製作決定のニュースが発信され、主演のリア・ミシェルがレイチェル・ベリー役で復帰することが明らかになりました。
しかし、復活の報を受けてファンからは喜びだけでなく、困惑や不安の声も上がっています。公式SNSには「名作を台無しにしてほしくない」「少し怖い」といった否定的な意見も散見され、オリジナル版への思い入れが強いからこその複雑な反応が見て取れます。

相次ぐ主演俳優の悲劇と「呪い」説の背景

ファンが抱く不安の根底には、オリジナル版の出演者に降りかかった痛ましい出来事があります。いわゆる「グリーの呪い」として語られることの多いこれらの悲劇は、過去7年の間に3度も続きました。フィン・ハドソン役のコリー・モンティスは2013年に薬物過剰摂取により31歳で急逝。パック・パッカーマン役のマーク・サリングは、児童ポルノ所持の罪で判決を控えていた2018年に35歳で亡くなりました。さらに2020年には、サンタナ・ロペス役のナヤ・リベラが湖で溺死するという悲報が世界を駆け巡りました。2023年にはこれらの事件やスタッフ5人の死を扱ったドキュメンタリー『The Price of Glee』が公開され、再び呪い説がクローズアップされる結果となりました。
出演者が語る「呪い」への見解
こうした憶測に対し、当時の出演者たちは明確に否定的な見解を示しています。アーティ・エイブラムス役を務めたケヴィン・マクヘイルは自身のSNSで、「亡くなった人々をドラマの『犠牲』や『呪い』として扱うことは人間性に欠けている」と強く批判しました。出演者間で冗談として口にすることはあったものの、あくまで不運な事故や偶然が重なった結果であるという姿勢を貫いています。

今後の展開とリブートの行方
プロデューサーのライアン・マーフィーは先月、すでに脚本の執筆が完了したことを報告しています。オリジナルメンバー約10名と連絡を取り合い、全員から前向きな反応を得ているとされており、プロジェクトは着実に進行中です。2009年から2015年にかけて放送された『Glee』は、日本や韓国をはじめ世界中の視聴者に愛された金字塔的ドラマです。過去の悲しみを乗り越え、新しい『Glee』がどのような形で再始動するのか、その動向に注目が集まります。


