
俳優キム・スヒョンが、YouTubeチャンネル「カロセロ研究所(以下、カセヨン)」のキム・セウィ代表による名誉毀損等の疑いに関する裁判に、証人として出廷することが明らかになりました。
証人尋問の経緯と公判の概要
法曹界の関係者によると、キム・スヒョンは来る11日午後2時、ソウル中央地方裁判所で行われる公判に出席する予定です。キム・セウィ代表は、情報通信網法違反(名誉毀損)、性暴力犯罪の処罰等に関する特例法違反、およびストーカー処罰法違反などの容疑で起訴されています。なお、今回の証人尋問は非公開で行われることが決定しています。
虚偽事実の流布とAI悪用の疑い
起訴状によると、キム代表は記者会見や動画配信を通じて、キム・スヒョンが当時未成年であった故キム・セロンと交際していたという虚偽の主張を展開しました。さらに、故人の死亡原因がキム・スヒョン側からの債務返済の圧迫にあるかのような根拠のない情報を拡散した疑いが持たれています。
また、編集されたメッセンジャーのやり取りを公開したほか、生成型人工知能(AI)を用いて故人の音声を操作したファイルを流布した疑いもかけられており、これらが重大な問題視され、昨年6月に拘束起訴される事態に至りました。
法的対応と現在の動向
キム・スヒョン側は、こうした一方的なデマに対し、徹底的な法的対抗措置を講じています。具体的には、名誉毀損に該当する動画の削除および掲載禁止を求める仮処分申請を行い、YouTube側に対しても問題となっている動画30件の削除およびチャンネル自体の閉鎖を強く要請しました。
一方で、被告であるキム代表は先月8日に保釈を申請しています。代表側は、逃走や証拠隠滅の恐れがないと主張し、自身のパニック障害等の精神疾患を理由に独房生活が健康に悪影響を及ぼしていると訴えていますが、現時点で保釈の可否は決定していません。
韓国の芸能界では、SNSやYouTubeを通じて拡散される無責任な情報がタレントのイメージに多大な被害を与えるケースが増加しています。司法判断によって真実が明確にされ、悪質なデマに対する厳正な対処がなされるのか、今後の公判の行方に大きな注目が集まっています。

