密陽(ミリャン)天皇山、代表的な登山コースまとめ

日中の熱気が厳しくなる季節となりました。涼しい自然の懐に抱かれたいという気持ちが強くなりますね。慶尚南道密陽(ミリャン)の観光スポットの中でも、海抜1,189mの堂々たる威容を誇る天皇山は、嶺南アルプスの中心軸です。
どの登山コースを回ればよいか迷っている方のために、天皇山についてご紹介します。
天皇山とは?

天皇山は、嶺南アルプスの稜線旅行の核心地点と言えます。蔚山(ウルサン)を中心に梁山(ヤンサン)・密陽にまたがる1,000m以上の山群を指し、その中には加智山、神仏山、肝月山、霊鷲山、天皇山、載薬山、雲門山、高献山が含まれます。そのため、天皇山の登山コースを語る際は、天皇山、天皇嶺、載薬山、獅子平のすすき畑へと続くルートが一般的です。
天皇山は山勢が非常に美しく、古くから「三南の金剛山」と呼ばれてきました。山頂である獅子峰(サジャボン)の形が、まるで獅子が咆哮する姿に似ていることから、獅子峰という呼び名の方が馴染み深い方もいらっしゃるかもしれません。
特に山頂付近に広がる獅子平は、約125万坪に達する規模の平原です。秋にはすすきの波を見ようと多くの登山客が集まります。また、山の周辺には夏でも氷が張るほど涼しい「氷谷(オルムゴル)」や、表忠寺(ピョチュンサ)があります。
天皇山は山勢が比較的緩やかで、登山初心者でも大きな困難なく登ることができ、山頂に立てば加智山、雲門山、神仏山など嶺南アルプスの絶景を一望できます。夏の登山では、標高が高くなるにつれて気温が下がる山の特性に加え、渓谷のあちこちから流れる涼しい水が暑さを和らげてくれるため、魅力的な登山地として愛されています。
天皇山登山コース

天皇山の登山コースは多いですが、密陽市が紹介する代表的なコースは計6つです。コースの大部分が往復約5時間程度と、かなり長めです。登山初心者の方には厳しい場合があるため、時間に余裕を持って挑戦されることをおすすめします。
氷谷ケーブルカーを活用するコースもあります。氷谷ケーブルカー下部乗り場 → 上部乗り場 → 天皇山獅子峰 → 天皇嶺 → 載薬山方向を選択 → 原点回帰または表忠寺へ下山という順序で、登山初心者や家族連れの方におすすめです。上部乗り場(1,020m)から天皇山までは、早ければ1時間、ゆっくり登っても1時間30分ほどかかります。
▲天皇山・載薬山縦走型コース
・氷谷駐車場 → 氷谷結氷地 → カマブル滝 → 東医窟 → 天皇山 → 天皇嶺 → 載薬山 → コサリ分校跡 → 層層滝 → 表忠寺の順です。
・表忠寺 → 寒渓庵・金剛滝 → 天皇山 → 天皇嶺 → 周岩渓谷 → 周岩村コースもあり、合計7〜8時間ほどかかる大長征です。
天皇山旅行のポイント

1. 天皇山獅子峰山頂
天皇山の主峰は獅子峰です。山頂自体は開けた眺望が魅力で、周辺の稜線も美しく、写真撮影にも最適です。特に天皇山は載薬山と稜線でつながっているため、山頂で認証写真を撮るだけでなく、天皇嶺の方向に少し歩くと、より天皇山らしい風景に出会えます。
2. 天皇嶺
天皇山と載薬山の間の峠の役割を果たす地点です。
3. 獅子平すすき畑
獅子平すすき畑は、秋のすすきシーズンに最高の風景を誇ります。天皇山から天皇嶺、載薬山、獅子平湿地へと続く「嶺南アルプス空すすき道」3区間のハイライト部分です。
4. 表忠寺
朝鮮時代の僧侶、四溟大師(サミョンデサ)ゆかりの寺院で、文禄・慶長の役の際に僧兵を率いた四溟大師の功績を称える表忠祠堂があります。登山をしなくても、表忠寺+渓谷+カフェ+氷谷ケーブルカーのように組み合わせて家族旅行を楽しむことができます。
密陽の観光スポット

この他にも密陽には様々な観光スポットがあります。まずは天皇山登山コースの代表的な名所である表忠寺です。朝鮮時代の四溟大師ゆかりの寺院で、散策に最適です。天皇山の北麓にある密陽氷谷は、夏の避暑や渓谷、ケーブルカーと組み合わせて訪れるのがおすすめです。夏にはキャンプも楽しめます。
九川(クチョン)渓谷キャンプ場は、密陽市丹場面九川里、表忠寺北西側の正覚山の麓にあり、周辺に天皇山と正覚山があるため、登山と渓谷での休養を一緒に楽しめます。密陽市内へ行かれるなら、位良池(ウィヤンジ)という池もおすすめです。

