12日、紹興で死去 「孫悟空三打白骨精」などに出演 後代への継承・記録作業にも尽力…

中国の紹劇俳優であり、「南派猿芝居」の継承者として知られる章金雲が、享年84歳でこの世を去った。去る13日(現地時間)、章金莱は自身のSNSを通じて、従兄である章金雲が12日午後12時6分、中国浙江省紹興にて病気のため死去したと伝えた。
章金莱は故人を自身の従兄であり、次兄、そして師匠として紹介し、哀悼の意を表した。続けて、章金雲の死去は紹劇芸術界にとって大きな損失であると語った。
また、章金雲の息子である章鴻舟によると、故人は今年5月に癌の診断を受けてから闘病を続けていた。章鴻舟は家族名義の訃報を通じ、告別式が来る15日午前9時、紹興葬儀場の北側Cホールで執り行われると伝えた。訃報が伝えられた後、中国の伝統劇ファンの間でも追悼の輪が広がっている。

故・章金雲は、数世代にわたり猿芝居を受け継いできた章氏一族で育った。章氏一族は、紹劇の舞台で猿芝居と猪八戒の演技を代々継承してきた家系として知られている。
章金雲は7歳頃から父と叔父に演技を学んだ。その後11歳で舞台デビューし、武生を中心に活動しながら老生までこなし、京劇俳優の馬小龍や朱宝珍らからも演技と武術を学んだ。
その後、章金雲は「火焰山」、「大鬧天宮」、「孫悟空三打白骨精」などで孫悟空役として舞台に立った。この他にも「珠砂球」の劉承梅、「龍虎闘」の胡三戦、「奇襲白虎団」の厳偉才、「于謙」の范光など、様々な役を演じ活動の幅を広げた。

1960年代には、中国のカラー戯曲映画「孫悟空三打白骨精」の制作にも参加した。当時19歳だった章金雲は、叔父である六齢童の武術スタントを務めた。
俳優として数々の受賞歴も残している。公開された経歴によると、章金雲は国家一級俳優として活動し、1975年に紹興地域の専門芸術公演で俳優部門1等賞を受賞した。続いて1985年の浙江省演劇俳優コンクールでは優秀演技賞を受賞し、1987年の省・市第3回演劇祭では俳優部門1等賞を受賞した。
章金雲は舞台活動だけでなく、猿芝居の歴史と継承過程を伝える作業にも力を注いだ。六小齢童と共に「猴王世家-章氏猴戯と中国戯曲」を執筆し、章氏一族の視点から猿芝居の流れを整理した。
伝統芸能の継承に生涯を捧げた章金雲氏の功績は、これからも多くの人々の心に残り続けることでしょう。素晴らしい芸術を届けてくださったことに感謝し、心よりご冥福をお祈りいたします。

