
韓国SBSの有名ドキュメンタリー番組『それが知りたい』の制作チームが、16年間にわたり消息が途絶えているラッパー兼プロデューサー、ペリー(Perry Thomas Borja)の行方を捜索していることが明らかになりました。
韓国の有名ドキュメンタリー番組が公式に情報提供を要請

先日、SBS『それが知りたい』(以下、クアル)の公式SNSアカウントにて、ペリーの過去の写真とともに、彼の消息を知る人物を探す情報提供の呼びかけが投稿されました。
番組制作陣は「1990年代半ばから韓国で音楽活動を行い、2010年にアメリカのロサンゼルスで目撃されたのを最後に行方不明となったラッパー兼プロデューサー、ペリー氏の近況をご存知の方、またはご家族と連絡が取れる方からの情報提供をお待ちしています」と公表し、具体的な連絡先を案内しました。掲載された画像には、白いシャツを着て手を合わせたペリーの姿が収められています。
この『それが知りたい』という番組は、韓国において未解決事件や重大な社会問題を専門に扱う非常に影響力の強い深層報道番組です。同番組が公式に捜索に乗り出したことで、単なる噂の域を超えた深刻な事態として受け止められています。
YGエンターテインメントの黄金期を築いた「伝説のプロデューサー」

アメリカ出身のペリーは、1990年代に韓国の音楽界に登場し、YGエンターテインメントの初期メンバーおよびメインプロデューサーとして活躍しました。YGが誇るヒップホップサウンドの基盤を築き上げた人物であり、ジヌション(JinuSean)や1TYMをはじめ、SE7EN、フィソン、レキシなど、当時の音楽シーンを席巻したアーティストたちの楽曲制作を主導しました。
さらに、日本でも大ヒットを記録したBIGBANGの初期アルバム制作にも深く関わっており、2010年に発表された日本活動曲『Beautiful Hangover』が、YGにおいて彼の名がクレジットされた最後の主要作品となっています。しかし同年にロサンゼルスで目撃されて以降、公の場から姿を消し、国内外のファンの間ではその行方を巡り様々な憶測が飛び交っていました。
ネット上に広がる衝撃「単なる都市伝説ではなかった」

今回の公式な情報提供の要請に対し、SNSやコミュニティサイトでは驚きを隠せないファンの声が相次いでいます。ネット上では「どこかで元気に暮らしているとばかり思っていた」「ただの都市伝説だと思っていたが、本当に失踪していたのか」「ついに番組が動き出した」といったコメントが寄せられています。
これまでファンの間で囁かれていた「失踪説」が、テレビ局の公式発表という形で現実味を帯びたことにより、事態を重く受け止める見方が強まっています。YGが現在のグローバル大手事務所へと成長する過程において、ヒップホップの音楽的土台を固めた功労者であるペリー。16年もの間、謎に包まれていた彼の足跡が今回の番組を通じて明らかになるのか、今後の動向に高い関心が寄せられています。


