アバター3』、未公開の重層的なパンドラを紐解く

▲このハリウッド超大作映画『アバター:炎と灰』のポスターは、ウォルト・ディズニー・カンパニー・コリアが提供している。(PHOTO NOT FOR SALE) (聯合ニュース)
▲ハリウッド超大作映画『アバター:炎と灰』のポスター。(PHOTO NOT FOR SALE) (聯合ニュース)

ソウル16日聯合ニュース】手つかずの自然がそのままの姿で息づき、すべての生物が共存する息をのむような惑星。2009年に公開された映画「アバター」で描かれ、その鮮烈さで世界中の観客を魅了した異世界パンドラ。

地球上の資源枯渇に直面した人類がパンドラへの潜入を目指したのは、パンドラには他にはない神秘的な代替資源があるからだった。

ナヴィ族はこの自然界の精神を「エイワ」と崇め、広大な生命システムの一部として自然との交わりの中で一生を送る。彼らの「アイ・シー・ユー」という挨拶は、単なる言語を超えた深い絆を象徴していた。

フランチャイズ第3弾『アバター:ファイア&アッシュ』では、状況はまったく異なる。

アッシュ・クラン」と呼ばれる新たな攻撃的な集団が登場し、その体は赤く塗られ、牙を剥き出しにして威嚇する。

大火災で故郷を失った一族は、略奪を生きがいとしている。自然との交わりは過去のものとなり、メンバーは女リーダーであるヴァラン(演:オナ・チャップリン)の恐怖支配に屈服する。彼らの悪意は、かつて平和と調和に象徴されたナヴィと同じ種族とは思えないほどだ。

アッシュ・クランは、これまでナヴィ対人間を中心に展開してきたフランチャイズの中心的な対立に新たな緊張を注入する。

主人公のジェイク・サリー(サム・ワーシントン)とその家族が率いるサンゴ礁に住む一族は、ある時は人間と協力してアッシュ・クランに立ち向かい、またある時は激しく対立する。

前作までは、目もくらむような映像にもかかわらず、物語が比較的単純だったという批判を浴びたが、第3弾では三つ巴の争いによって複雑さが増している。

新たに登場したアッシュ・クランとウインド・トレーダーズ・クランは、パンドラの世界にかつてない重層性をもたらしている。彼らの根本的に異なる生き方は、観客がこれまで見てきたものが氷山の一角に過ぎないことを示唆し、水面下には遥かに豊かな文化と歴史のタペストリーがあることを示唆している。

この映画はまた、愛ゆえにこそ生じる家族の葛藤や、選択の岐路に立つ登場人物の心の揺れなど、普遍的に親近感を抱かせる人間の葛藤も織り込んでいる。

前作『水の道』で長男ネテヤムを亡くしたサリー一家の罪悪感、悲しみ、怒りは、特に繊細に描かれている。ネイティリの人間に対する悲しみや憎しみ、そしてかつて人間であったジェイクに対する理不尽な恨みさえも、深い人間味を感じさせ、共感を呼び起こす。

ナヴィのキャラクターの感情の深さは、唇や瞳のわずかな震えさえもとらえる視覚効果によって鮮やかに伝わってくる。

ジェームズ・キャメロン監督は、『アバター』シリーズが進むにつれ、テクノロジーと視覚効果の進歩は、今や想像するものすべてがスクリーン上で実現できるレベルに達したと語った。

「アバター:炎と灰」の上映時間は3時間17分で、第1作の2時間42分、第2作の3時間12分よりも長い。

しかし、巨大なクラゲのような帆を持つそびえ立つ天空の船、紫、緑、青が混ざり合う海中のオーロラ、そして大規模な戦闘シーンは、長い上映時間を通して、完全に没入できる映画体験を提供してくれる。

12月17日公開。上映時間:197分12歳以上対象。

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