
歌手チャン・ユンジョンの父であるチャン・ドンス氏が、娘への深い愛情とこれまで語られることのなかった家族の歴史を公開し、注目を集めています。24日に公開されたチャン・ユンジョンのYouTubeチャンネル内の動画では、秋夕(チュソク)を控えた二人が食事をしながら対話する様子が収められています。普段は出演を控えていたチャン・ドンス氏がカメラの前に立ち、娘の著名な立場を尊重し、周囲の視線を気にしながら生きてきた日々を率直に語りました。彼は自分がチャン・ユンジョンの父親であることを周囲に公言したことは一度もなく、慶弔事の費用に至るまで細心の注意を払うなど、娘の活動に影響を与えないよう「品位維持」に努めてきたことを明かしました。
公演を見守れなかった父親の苦悩
娘のステージを長年鑑賞しなかった理由について、チャン・ドンス氏は「お前なら行くか?」という反語的な問いかけで心中を吐露しました。特に娘の代表曲である『初婚』を歌う姿を見ると胸が締め付けられるような痛みを感じるため、テレビでの放送であっても最後まで見ることが辛かったという切実な親心を見せています。また、かつて十分に支えてあげられなかったことへの悔恨も語り、過去に戻れるなら娘が望むことをすべて叶えてあげたいという、父親としての変わらぬ愛情を強調しました。
困難を乗り越えて築いた親子の絆
チャン・ユンジョンは、幼少期に英才テストに合格しながらも経済的な理由で希望の進学を断念せざるを得なかった過去や、伽耶琴(カヤグム)を続けられなかった苦い思い出を振り返りました。歌手の夢を抱いてソウルへ上京した際には、父親が車の中でヒーターを焚いて一緒に夜を明かすなど、厳しい環境の中で共に苦労した時期もありました。チャン・ドンス氏は、人生を諦めようとした暗い時期もあったものの、娘からの励ましや、自身が唯一の頼れる存在であるという使命感に支えられ、再び立ち上がることができたと述べています。なお、チャン・ユンジョンの母親に関しては、知人からの金銭トラブルにより法的な問題が生じていますが、チャン・ユンジョン側は母親と十数年にわたり絶縁状態にあり、該当の事案とは無関係であるという公式見解を改めて示しています。韓国では家族の私的な問題が公になることが珍しくありませんが、今回の動画を通じて、父娘がこれまで歩んできた深い絆と苦労の歴史が多くの視聴者に共有されることとなりました。

