伝説の映画人、申相玉と崔銀姫の生誕100周年記念特別展がソウルで開催

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申相玉と崔銀姫の足跡を辿る特別展

「愛の歴史」申相玉・崔銀姫 特別展開催

韓国映画史にその名を刻んだ申相玉(シン・サンオク)監督と、俳優であり監督としても活躍した崔銀姫(チェ・ウニ)の生誕100周年を記念する特別な展示・上映会が開催されます。本イベントでは、二人の代表作の4K復元版から、激動の時代に北朝鮮で制作された作品まで、その波乱に満ちた人生と映画芸術の全貌に触れることができます。

韓国映像資料院は、11月15日から31日までソウル・上岩洞(サンアムドン)のシネマテークKOFAにて「愛の歴史:申相玉×崔銀姫」特別展を開催します。申相玉の没後20年という節目も重なる今回の企画では、二人の主要作品やドキュメンタリーなど合計34編が上映される予定です。韓国の映画文化を語る上で欠かせない二人の巨匠の軌跡を一堂に会する貴重な機会となります。

韓国映画の近代化を牽引したパートナーシップ

1926年生まれの申相玉と崔銀姫は、私生活における夫婦としてだけでなく、創作活動における長年のパートナーでもありました。申相玉は自身の制作会社「申フィルム」を軸に、撮影所の買収やプロデューサー制度の導入を行い、韓国映画の産業基盤を強固なものにしました。一方、崔銀姫は俳優として輝かしいキャリアを築く傍ら、『嫁入り前(ミンミョヌリ)』などの作品では監督も務めました。二人のキャリアは香港や北朝鮮、さらには1986年の脱北後の米国まで広がるという、国際的かつドラマチックな展開を見せています。

4K復元版の上映と北朝鮮時代の名作

本展では、『その女の罪ではない』、『この命尽きるまで』、『李朝の女の残酷史』といった名作が4K復元版として初めて公開されます。これらは1950年代から60年代にかけての申相玉の演出と崔銀姫の演技が融合した作品群であり、当時の社会規範や女性の姿を浮き彫りにしています。

また、希少な35mmフィルム上映や、北朝鮮制作の作品『脱出記』、『塩』も観客の前に届けられます。特に『塩』は、モスクワ国際映画祭で崔銀姫が主演女優賞を受賞したことで知られる、映画史的にも重要な意味を持つ作品です。

多彩なトークイベントと特別講演

開幕日の15日には、彼らを深く知る映画人や次世代クリエイターによるイベントが予定されています。申相玉の演出部出身である李長鎬(イ・ジャンホ)監督らが当時のエピソードを語るほか、金泰陽(キム・テヤン)監督によるビデオエッセイが初公開されます。

また、裵昶浩(ペ・チャンホ)監督が申相玉の演出世界を考察するトークや、専門家による特別講演も実施されます。制作システムから演技論まで、多様な角度から二人の映画人を再評価する内容となっています。「愛の歴史:申相玉×崔銀姫」は入場無料で、詳細は韓国映像資料院の公式サイトにて確認可能です。韓国映画の黄金期を支えた二人の情熱を、改めてスクリーンで体感する絶好の機会といえるでしょう。

ココナッツ編集室

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