
メジャーリーグ(MLB)のポストシーズンは佳境を迎え、ワールドシリーズ進出を懸けた最後の4チームによる激戦が始まっています。ナショナルリーグではロサンゼルス・ドジャースとミルウォーキー・ブルワーズ、アメリカンリーグではクリーブランド・ガーディアンズとタンパベイ・レイズが対峙します。
ワールドシリーズ3連覇への挑戦と「スリーピート」の重圧
最大の注目点は、ドジャースによる「スリーピート(3年連続優勝)」の達成可否です。これは1998年から2000年のニューヨーク・ヤンキース以来の快挙となり、21世紀初、史上5度目の偉業として野球史に刻まれることになります。韓国のプロ野球(KBO)ファンにとっても、王者が連覇を重ねるプロセスは非常に高い関心を集めるトピックです。
総年俸に見る「悪の帝国」対「低コスト高効率」の構図
ドジャースの今シーズンの選手年俸総額は約3億3900万ドル(約4500億ウォン)に達します。これは対戦相手となるミルウォーキー、クリーブランド、タンパベイの3チームの合計年俸をも上回る圧倒的な数字です。近年のドジャースは「新・悪の帝国」と称されるほど巨額投資を惜しまない一方で、他3チームは限られた予算内で最大の成果を上げる「低コスト高効率」の球団運営を行っており、対照的な球団経営の哲学がぶつかり合うシリーズとなっています。
ポストシーズン初戦で露呈したドジャースの苦戦
12日に行われたナショナルリーグ・チャンピオンシップシリーズ(NLCS)第1戦では、ミルウォーキーが2-1でドジャースを破る番狂わせが起きました。これまでポストシーズンでドジャース相手に連敗を喫していたミルウォーキーは、ブルペン陣の奮闘により強打線を封じ込めました。ドジャースは戦力の厚みこそ評価されていますが、ムーキー・ベッツやフレディ・フリーマンら主力打者の不振、そして大谷翔平の直近の調子が懸念材料として挙げられています。

アメリカンリーグにおける下剋上の予感
13日より開始されるアメリカンリーグ・チャンピオンシップシリーズ(ALCS)も注目を集めています。タンパベイ・レイズはディビジョンシリーズ(ALDS)でヤンキースを撃破し、勢いに乗っています。対するクリーブランドは選手年俸総額が約7400万ドルとリーグ最下位でありながら、劇的な逆転劇で勝ち上がってきました。専門家による事前の予想ではタンパベイ優勢の声が圧倒的ですが、逆転突破の勢いを持つクリーブランドが「貧者の反乱」をどこまで拡大できるかが焦点です。



