
遺産配分を巡る法的措置の経緯
伝説的なアーティスト、マイケル・ジャクソンの遺産管理をめぐり、娘のパリス・ジャクソンが法的措置に踏み切りました。米メディアの「ページ・シックス」が2日(現地時間)に報じたところによれば、パリスはロサンゼルス高等裁判所に対し、父の遺産から6億ドル相当を子供たちの家族信託へ移転するよう求める請願書を提出しました。
請願書においてパリスは、遺産には多額の収益や現金が蓄積されているにもかかわらず、自身および二人の兄弟であるプリンス、ビギ(ブランケット)のための信託へは、十分な資金が供給されていないと指摘しています。
遺産執行人と相続側の対立
今回の申し立てにおいて、パリスは遺産執行人であるジョン・ブランカ氏が、相続金の支払いを不当にコントロールしていると問題を提起しました。彼女は、遺産運営に対して異議を唱えた直後、自身や兄弟が受け取る支援金が大幅に減少したと主張しています。
これに対し、マイケル・ジャクソンの遺産管理側は、意図的な支払制限を強く否定しています。管理側は、米国内国歳入庁(IRS)との間で争われている約7億ドル規模の税金や過料を巡る紛争が現在も解決しておらず、法的な不透明さが残る中で信託へ全額を移転することは困難であると説明しています。また、遺産管理委員会側は、これまでに子供たちの生活支援として2億ドル以上を支出してきたという主張を明らかにしました。
韓国や日本をはじめとするアジア圏の芸能界においても、スターの急逝後の遺産管理や家族間の対立は非常にデリケートな問題として注視される傾向にあります。特に米国の信託法や税務上の複雑な手続きが絡むケースでは、専門家を介した長期的な裁判になることも珍しくありません。一連の報道を受け、ファンの間では家族のプライバシーと円満な解決を望む声が上がっています。

