ドラマ『VIVANT』の描写を巡り中国側が抗議 外交問題へ発展した論争と制作陣の対応

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「視聴率18.8%」日本の人気ドラマ、中国で大炎上の拷問シーン…歴史歪曲論争から外交問題に発展

大ヒットを記録している日本のドラマ『VIVANT』を巡り、劇中の描写が歴史認識に関する議論を呼び、外交的な波紋へと拡大しています。

劇中の拷問シーンを発端とする批判の展開

問題視されたのは、『VIVANT』シーズン2の第19話で描かれたシーンです。劇中に登場する中国系秘密情報組織「シンシ」が、日本の自衛隊非公式組織「別班」のエージェントを拘束し、過酷な拷問を加える描写が含まれていました。この映像が中国のSNS上で拡散されると、「中国側を悪魔化している」との批判が急速に高まりました。さらに先月25日には、中国の国営メディアが直接この件を取り上げたことで、事態は単なる視聴者の反発にとどまらず、両国間の摩擦へと発展しました。

「視聴率18.8%」日本の人気ドラマ、中国で大炎上の拷問シーン…歴史歪曲論争から外交問題に発展

中国国営メディアおよび国防省による公式主張

中国側は一連の描写について、「過去に日本軍が中国人に対して行った残虐行為を、あたかも中国側が行ったかのように置き換えて描写しており、歴史的事実を逆転させるものだ」と強く主張しています。特に中国国営テレビのCGTNは、『VIVANT』が歴史的責任を転嫁し、中国に対するネガティブなイメージを助長していると批判を展開しました。

続いて1日には、中国国防省の報道官が「かつて日本軍が抗日活動家に対して行った拷問を、反対の立場で描いている。歴史を改ざんすることはできず、罪を転嫁することも許されない」と強い口調で言及し、公式に抗議の意を示しました。

「視聴率18.8%」日本の人気ドラマ、中国で大炎上の拷問シーン…歴史歪曲論争から外交問題に発展

放送局側の釈明と冒頭テロップの追記

これに対し、制作・放送を行うTBS側は「特定国家を低める意図や、政治的・歴史的な歪曲の意図を持って制作されたものではない」とする見解を示し、意図的な歴史歪曲との見方を否定しました。

一方で、対立の扇動や誤解を防ぐための措置として、第23話の放送以降は番組の冒頭および終了時に「作品内容はフィクションである」旨を明確に示すテロップを新たに挿入し、注意喚起を行っています。

「視聴率18.8%」日本の人気ドラマ、中国で大炎上の拷問シーン…歴史歪曲論争から外交問題に発展

作品の反響と国際コンテンツにおける課題

『VIVANT』は破格のヒットを続けている作品です。シーズン1の初回視聴率は11.5%でスタートしたものの、口コミを通じて人気が拡大し、最終回では19.6%を記録しました。シーズン2においても初回で18.8%を記録し、その後も毎週15〜16%台の高い視聴率を維持しています。

アジア圏を中心とした国際的なエンターテインメント市場において、近現代史や隣国との関係性が絡む題材を扱う作品は、しばしば文化・外交的な摩擦の引き金となるケースが見られます。グローバル配信が増加する現在、エンターテインメント性と歴史的背景への配慮のバランスが、各国の制作陣にとって重要な課題となっています。

Grey

Grey

K-pop & Sports Content Editor

worked in Asia National News Media since 2019
10,835 articles publishedExpertise: kpop, 韓国芸能, world sports
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