
2022年に公開された映画「ハント」は、夏の劇場に登場した大型資本の映画の中で、比較的期待されなかった作品に分類された。競争作に比べて話題性が大きくないという視線もあったが、公開後、事前ブラインド試写会と観客の反応を経て、意外にも高い評価を維持し、監督デビュー作であることを考えると、完成度が際立っているという評価が続いた。
国家安全企画部内部に潜むスパイ「ドンリム」の正体
国家安全企画部内部に潜んでいるスパイを見つけるための作戦を描いたこの作品は、組織を守らなければならない要員たちがむしろお互いを疑うという設定を前面に押し出している。スパイを摘発する過程は、組織全体を揺るがす危機に発展し、最終的に「大韓民国1号暗殺作戦」という巨大な事件と連動する。

亡命を申請した北朝鮮の高官から入手した情報をきっかけに、内部に潜入したスパイの存在が明らかになり、海外チーム次長パク・ピョンホ(イ・ジョンジェ)と国内チーム次長キム・ジョンド(チョン・ウソン)は、組織内に潜伏したスパイ「ドンリム」を探すための作戦に乗り出す。一級機密が外部に流出し、安企部は深刻な危機に陥る。海外チームと国内チームは、お互いを疑いながら捜査を拡大し、相手を容疑者にあげたまま圧力をかけていく。

スパイを突き止められなければ、むしろ自分が疑われる可能性があるため、パク・ピョンホとキム・ジョンドはそれぞれの方法で追跡を進めながらも、常にお互いを警戒する。緊迫した緊張の中、二人はますます隠された実体に近づき、ついに「大韓民国1号暗殺作戦」という重大な事件に直面する。一つの目標に向かって進むが、異なる判断と選択が衝突し、劇は緊迫して展開される。

パク・ピョンホは国家安全企画部1チーム次長として海外パートを率いる。13年の経歴を持つベテラン捜査官で、迅速な判断力と情報力を備えた人物として描かれる。状況を冷静に分析し、慎重に動く傾向が強調される。これに対抗するキム・ジョンドは2チーム次長として国内パートを担当する。軍部出身で推進力と決断力が際立ち、パク・ピョンホとは明確な競争関係を形成する。二人は同じ組織に所属しているが、事件を見つめる視線とアプローチの仕方で違いを見せる。

パク・ピョンホの傍らには、1チーム要員のパク・ジュギョン(チョン・ヘジン)がいる。海外チームを補佐する人物で、チーム内でエースとして言及される。主要シーンで上部の雰囲気を伝え、存在感を残す。キム・ジョンドウの補佐官である2チームエージェントのチャン・チョルソン(ホ・ソンテ)は、強圧的な捜査の仕方が際立つ。
監督デビュー作イ・ジョンジェ、完成度評価続々
公開当時、「ハント」は夏シーズンの大型資本映画の中では比較的注目度が低かったが、事前ブラインド試写会とGV後の反応は違った。初監督を務めたイ・ジョンジェの監督デビュー作にもかかわらず、完成度が高いという評価が続いた。全体的によく練られたスパイスリラーの形式を備えており、イ・ジョンジェとチョン・ウソンをはじめとする俳優たちの演技が劇を引っ張っているという意見が多かった。アクションシーンの比重も高く、緊張感を維持しているという反応が続いた。政治的な物議を醸し出しやすい現代劇の設定だが、特定の方向に偏っていないという評価もある。

実際に映画を鑑賞した観客は「俳優イ・ジョンジェのデビュー以来、監督としての大成功的なデビュー! スピード感のあるアクションと緊張感まですべてつかんだ映画」、「映画の最大の反전은イ・ジョンジェの入封作であること」、「夏の公開作品の中で「ハント」が最高だ。チョン・ウソンの演技は歴代級」、「チャン…本当に面白かった。俳優のラインアップはもちろん、演技、演出、ストーリーまで全てがとても良かった」、「高い映画のチケット代が全く惜しくなかった映画。迫力とスピード感だけで十分にその価値以上、サウンドのいい館で再観覧したい」などの感想を寄せている。

