「吐き気を催すようなボディ・ホラーの傑作」 R18指定にもかかわらず絶賛を浴びた大作

「気持ち悪い」という評価の中、口コミでヒット…若さへの執着を描いた強烈なボディ・ホラー

「吐き気を催すようなボディ・ホラーの傑作」 R18指定にもかかわらず絶賛を浴びた大作
写真=「ディズニープラス・コリア」YouTube

過激で衝撃的なシーンにより「気持ち悪い」という評価まで出たが、口コミで広がりヒットした映画がある。2024年に公開された映画『サブスタンス』は、刺激的な表現と強烈なボディホラー演出にもかかわらず、観客の関心を集め、世界各国で意義ある興行成績を収めた。 若さと美しさへの執着を題材にした本作は、独特の設定と俳優たちの強烈な演技で話題を呼び、映画界内外で絶えず言及されている。

若さを渇望するスター、エリザベスの転落

『サブスタンス』は、若さと美への執着、その裏側に存在する残酷な現実を強烈に描いた作品として注目されている。映画は「より良い自分を夢見たことはあるか?」という問いから始まり、現代社会が求める外見の基準と老化への恐怖を正面から見つめている。

「吐き気を催すようなボディ・ホラーの傑作」 R18指定にもかかわらず絶賛を浴びた大作
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作品の中心には、かつて華やかな名声を謳歌したスター、エリザベス(デミ・ムーア)がいる。エリザベスは過去にアカデミー賞を受賞し、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームに名を刻んだ人物だが、時が経つにつれ状況は大きく変わる。華やかだった女優人生は終わりを告げ、現在はテレビのエアロビクス番組の司会者として活動する身となる。

人生の転機は50歳の誕生日に訪れる。テレビプロデューサーのハービー(デニス・クエイド)は、エリザベスを「若くなく、セクシーではない」という理由で番組から解雇する。長い時間をかけて築き上げてきた経歴と名声は一瞬にして無視され、年齢を理由に排除される現実が露わになる。 衝撃を受けながら帰宅途中だったエリザベスは交通事故に遭い、病院に搬送される。そこで出会ったある男性看護師が、意味深長な提案を持ちかける。

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彼が勧めたのは、正体不明の薬物「サブスタンス」だった。たった一度の注射で「若く美しく完璧な」もう一人の自分が誕生するという説明だ。 エリザベスが薬物を使用すると、実際に若々しい姿のもう一人の自分、スー(マーガレット・クォーリー)が現れる。この二人の存在には、たった一つのルールが課される。それは、それぞれ7日間ずつ時間を分け合って使用しなければならないということ。このバランスが保たれている限り、すべてが完璧に維持されるという条件だ。

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映画はすぐに、この均衡がいかに簡単に崩れるかを示す。若さと成功を取り戻したかのようなスーは、ますます多くの時間を欲しがり、禁じられたルールを破り始める。その過程でエリザベスの人生は急速に破壊され、物語は衝撃的な方向へと流れていく。

カンヌ映画祭からゴールデングローブ賞まで、絶賛が続く

『サブスタンス』は第77回カンヌ国際映画祭で公開された後、批評家から大きな注目を集めた。コラリ・パルザ監督の演出とデミ・ムーアの演技は特に高い評価を受けた。映画専門メディアのインディワイヤーは、本作について「叙事詩的で大胆、そしてとてつもなく嫌悪感を催させるボディホラーの傑作」と評した。 ロッテン・トマトの批評家たちは、「大胆に嫌悪感を誘う、邪悪なほどに賢く、おそらくデミ・ムーアの最高の瞬間」という総評を残した。

「吐き気を催すようなボディ・ホラーの傑作」 R18指定にもかかわらず絶賛を浴びた大作
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本作は数々の国際映画祭でも成果を上げた。 第77回カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞し、第49回トロント国際映画祭ではピープルズ・チョイス・アワードとミッドナイト・マッドネス観客賞を受賞した。また、第82回ゴールデングローブ賞ではデミ・ムーアが主演女優賞を受賞し、クリティクス・チョイス・アワードでも主演女優賞、脚本賞、監督賞が授与された。

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興行面でも意義ある成果を記録した。過激で刺激的なシーンが多いインディペンデント・アート映画であるにもかかわらず、世界各国の観客を動員した。最も大きな収益を上げた地域はアメリカやカナダなどの北米であり、製作国であるイギリスやフランスでも高い関心を集めた。ロシアでも予想以上の収益を記録し、世界で最初に公開されたイタリアやスペインでも観客の反響が続いた。比較的公開が遅れた韓国でも期待以上の興行成績を収め、話題を集めた。

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『サブスタンス』は、ボディホラーというジャンルの強烈なイメージと社会的メッセージを融合させた作品であり、現代社会が抱く「若さ」と「美」の意味を強く問い直す映画だ。

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