観ている間中、涙が止まらなかった330万人が選ぶ「人生最高の映画」

実話がもたらす重みのある感動、シン・ハギュンとイ・グァンスの熱演が織りなす「人生映画」

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2019年に公開され、映画界に静かでありながら力強い感動をもたらした映画『私の特別な兄弟』は、今なお多くの人々にとって「人生映画」として挙げられている。本作は、障害を持つ二人の男性が、血の一滴も通じていないにもかかわらず、互いの足りない部分を補い合いながら20年の歳月を共に生きてきた実話をモチーフにしており、公開当時、批評家と観客の両方から好評を博した。

20年にわたる血よりも濃い友情…危機の中で輝いた兄弟愛

映画の中心には、非凡な頭脳を持つが全身麻痺のためドンクなしでは身動きすらできない兄カン・セハ(シン・ハギュン扮)と、優れた水泳の実力と健康な身体を持つが、幼い子供レベルの知能しかなく、兄の世話なしでは判断が難しい弟パク・ドンク(イ・グァンス扮)がいる。 二人はそれぞれ異なる障害を抱えているが、セハの頭脳とドングの体が合わさって、初めて一人の人間としての役割を果たしながら生きていく、特別な兄弟の姿を描いている。

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カン・セハとパク・ドングは、20年間「責任の家」という福祉施設で、神父様の世話のもと平和な日常を送ってきた。そんな中、彼らの居場所を守ってくれていた神父様が世を去り、状況は急激に悪化する。 運営支援金が途絶え、施設が閉鎖される危機に直面すると、身体障害者のセハと知的障害者のドングは、それぞれ別の施設へと引き裂かれる別れの岐路に立たされる。

セハはドンクと離れず、自分たちだけの居場所を守るために奮闘する。その過程で、区立プールのアルバイトであり就職活動中のナム・ミヒョン(イ・ソム扮)と出会う。セハはドンクの水泳の才能を見出し、ボランティア活動の経歴を切望していたミヒョンを水泳コーチとして迎え入れ、ドンクを水泳大会に出場させる。 大会への出場を通じて人々の注目を集め、自立能力を証明することで、別れずに済む方法を模索する。希望が見えたその瞬間、6歳の時にドンクを見捨てた予期せぬ人物が兄弟の前に現れ、彼らは再び激しい運命の荒波に直面することになる。

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映画の完成度を高めた最大の功労者は、間違いなく俳優たちの演技力だ。誰もが認める演技の巨匠シン・ハギュンは、顔の筋肉とセリフだけでキャラクターの感情を繊細に伝えた。明晰な頭脳で施設の運営を担う、強靭な兄の姿を立体的に描き出したという評価だ。

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弟のパク・ドング役を演じたイ・グァンスは、バラエティ番組でのコミカルなイメージを完全に脱ぎ捨て、俳優としての潜在能力を爆発させた。知的障害者を演じながら、母親に見捨てられた傷による不安障害と、兄に対する純粋な愛情をリアルに表現した。特に水泳大会のシーンで見せた彼の熱演は、観客の涙腺を刺激し、「イ・グァンスの再発見」という称賛を引き出した。

『アベンジャーズ』ブームを突き抜け140万人を突破…口コミが生んだ貴重なヒット

こうした俳優たちの好演は、各種映画賞での受賞へとつながった。 シン・ハギュンとイ・グァンスは共に主演級の活躍を認められ、多数のトロフィーを手にした。特にイ・グァンスは、2020年に開催された第56回百想芸術大賞で、錚々たる候補たちを抑えて映画部門の助演男優賞を受賞した。これは彼が演技活動を始めて以来、授賞式で受けた初めての演技賞であり、バラエティタレントではなく俳優としての地位を確固たるものにする決定的な契機となった。

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公開当時、映画界はハリウッド・ブロックバスター『アベンジャーズ/エンドゲーム』が前例のない興行旋風を巻き起こし、スクリーンを席巻していた時期だった。大作がひしめく中、『私の特別な兄弟』は口コミの力を発揮し、公開9日目で観客動員数100万人を突破する底力を見せた。 続いて公開18日目には累積観客数140万人を記録し、損益分岐点を突破することに成功した。

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本来、本作の損益分岐点は製作費の規模に応じて約200万人程度と設定されていたが、完成度の高いストーリーのおかげで海外市場での先行販売が活発に行われ、損益分岐点が140万人に引き下げられた。

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