『千と千尋の神隠し』韓国オリジナルツアーが盛況のうちに終了

『千と千尋の神隠し』韓国オリジナルツアーが盛況のうちに終了
『千と千尋の神隠し』韓国オリジナルツアーが盛況のうちに終了(提供:TOHO Theatrical Dept)

CJ ENMの主催により韓国で初披露された舞台『千と千尋の神隠し』オリジナルツアーが、去る22日、舞台芸術がもたらす感動の極みを新たに刻み込み、3ヶ月間にわたる初の韓国公演の旅を締めくくった。
 
伝説的名作として数えられる同名のジブリアニメを舞台化した『千と千尋の神隠し』は、禁じられた「神々の世界」に足を踏み入れた千尋の幻想的な冒険を描く。 

長い伝統を持つ日本の東宝株式会社の創立90周年記念特別企画として制作された本作は、世界的な演出家ジョン・カード、パペット・ディレクターのトビー・オリエ、舞台美術のジョン・ボウザーなど、日本、イギリス、アメリカのトップクリエイターたちが協力した大型グローバルプロジェクトだ。 

制作陣は、原作特有の想像力と情緒を、舞台芸術ならではの感覚的な言語へと変換し、作品の世界観を一層深く、密度の高いものとして具現化した。このような芸術的な完成度は、東京を皮切りにロンドン、上海に至るまで完売の連続となり、国境や言語の壁を越えて世界中の観客を魅了したIPの強力な生命力を改めて証明した。
 
こうした期待感は、開幕前からすでに興行の絶頂を予感させていた。 第1次チケット販売開始と同時に、当該期間の販売席が瞬く間に完売するなど、爆発的な関心を証明した。
 
また、開幕後も口コミが広がり、平均客席占有率100%を超える成績を収め、有料占有率98%、累積観客数約19万人を記録し、名実ともに2026年上半期最高の話題作であることを証明した。 

これはCJ ENMの歴代公演ラインナップの中で、単一プロジェクトのシーズンとしては史上最多の観客動員数であり、最高の興行成績であると同時に、芸術の殿堂オペラ劇場の開館以来、短期間で最多の観客を動員した前例のない記録でもある。
 
今回のツアーにおいて、興行成績に劣らず注目すべき点は、グローバルIPのパワーハウスであるCJ ENMが披露した初のオリジナル来韓作品であるという点だ。 世界的な舞台で実証された圧倒的なスケールと感動を国内公演市場に成功裏に定着させ、「オリジナルツアー」の真髄を見せた今回の公演は、多様な作品を国内に紹介し、グローバルコンテンツビジネスの新たなモデルを提示する事例となった。
 
舞台『千と千尋の神隠し』が観客を魅了したのは、デジタル技術が氾濫する時代に逆説的に披露された「アナログの力」である。 

劇中、ジェニバの台詞にある「魔法で作ると、どっちつかずのものになってしまうのよ」という言葉のように、33名の俳優たちの密度の高い熱演と、実に50体を超えるパペットの繊細さが相まって、幻想的な世界を実現した。 回転舞台、精巧なセット転換、人形劇と俳優の有機的な融合は、観客に目の前で世界が「変形し、生成される瞬間」を目撃させた。

これは映像技術に頼らなくても想像力を最大化できることを示した。特にアニメーションの躍動感を舞台に移した「ドア・シーケンス」は、今回の公演の白眉として挙げられる。 無数の扉が開閉する刹那の瞬間を、パペティエたちが自ら動き回って精巧な動線を作り出し、俳優たちはスローモーションとリズミカルな動きで呼応し、観客にアニメの中に入ったかのような超現実的な没入感をもたらした。 

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