口コミで話題となり、逆走現象を起こしたSF大作

興行成績がヒットを測る絶対的な指標だった時代は終わった。観客のリアルタイムな反応と「口コミ」が作品の生命力を決定づける今、映画界で異例の逆走の気配を放つ作品が登場した。 観客動員数では不動の1位を守っている『王と生きる男』に押され2位にとどまっているものの、評価点においては比較にならないほど圧倒的な数値を記録している映画『プロジェクト・ヘイルメリー』がその主役だ。
評価で証明された完成度
去る18日に公開された『プロジェクト・ヘイルメリー』は、25日午前9時現在、NAVER映画の評価で10点満点中9.31点という驚異的なスコアを記録している。これは現在興行1位である『王と生きる男』が記録している8.89点を大きく上回る数値だ。 大衆的な興行成績は大作時代劇に押されているものの、実際に映画を観た観客の満足度と没入感は、すでに『王と生きる男』を圧倒しているという分析が出ている。

これは原作の堅実な物語と映画的な想像力が完璧に融合した結果だ。本作はベストセラー作家アンディ・ウィアーの同名小説を原作としている。『オデッセイ』を通じて科学的考証とユーモア、感動を同時に届けた原作者の世界観が、今回も観客の好みを的確に捉えた。
実際に映画を観た観客からは、「ストーリー、主演、グラフィック、感動など、全体的に良くできた映画。中でも感動が最高…たとえ宇宙人であっても、生き残ったのは少数なら、互いに協力し合わなければ生き残れない」、「本を読みながら想像していた宇宙とロッキーが映像に広がっていて、本当に…感動的すぎて涙が出た… 原作ファンは絶対に劇場へ行ってくださいㅠㅠㅠㅠ ロッキー、愛してる」、「強要された決断を下すのに3時間を与えられる人類。無限の選択肢と十分に悩む時間を与えてくれる唯一の友人」、「どうして本をこんなに上手く映像化できたんだろうㅠㅠ また見に行かなきゃ… 原作ファンなら当然面白いし、そうでなくても楽しめる傑作だし、『ラ・ラ・ランド』に続くライアン・ゴズリングの代表作のようだ」、「36歳なのに『蜘蛛岩のヒキガエル』のせいで号泣してしまう人間だ…、主人公がくれた新奇な物を体に巻きつけて興奮している時は爆笑し、主人公のせいでもがいている時は号泣…後半で2度目の号泣ㅠㅠ クモ岩ヒキガエル、お前を許さない。感動は相当なものだ」といった感想を残した。
地球の終末、宇宙の真ん中で目覚めた理科教師
映画は、太陽が死に絶え、地球が終末の危機に瀕した絶体絶命の瞬間、人類の運命をかけた唯一のミッションが始まる。主人公「グレース」は、果てしない宇宙の真ん中で一人目を覚ます。彼女は自分が中学校の理科教師だったという事実と、かすんだ記憶の中から、自身が地球と人類を救う最後の希望としてこの場所に派遣されたという事実を徐々に悟っていく。

すべてが混乱した状況の中、グレースは予期せぬ存在と対面することになる。それは、自分と同じ目的で宇宙を横断してきた意外な存在「ロキ」だ。 人類とは全く異なる生命体だが、それぞれの惑星を救わなければならないという共通の目標を持つ二人は、奇妙でありながらも強い絆を築いていく。二人が惑星の運命をかけて遂行する最後のミッションは、観客に驚異的な視覚体験と深い感動を同時に届ける。
ライアン・ゴズリングの「史上最高」のキャリアハイ
本作のヒットと好評の中心には、世界的俳優ライアン・ゴズリングがいる。公開前からライアン・ゴズリングのSF復帰作として熱い関心を集めていた本作は、北米公開時、初週だけで8000万ドルを稼ぎ出し、ボックスオフィス1位で華々しくデビューを果たした。

これはライアン・ゴズリングの全フィルモグラフィーを通じてもオープニングスコア2位に相当する記録であり、特に彼が単独主演を務めた作品の中では圧倒的な1位記録だ。孤立した宇宙船の中で混乱と決断力を同時に見せなければならない高難度の演技を完璧にこなしたという評価が支配的だ。

