
歌手のチャン・ミンホさんが、無名時代の苦労ばかりを見守って他界した父親への切ない想いを告白し、視聴者の涙を誘いました。

28日に放送されたKBS1「朝の広場~噂のあの人と一緒に~」に出演したチャン・ミンホさんは、自身の人生を変えた決定的な場面として、父親の遺品である「カミソリと電話帳」を挙げました。彼は「2011年に父が他界し、遺品を整理する際、後々後悔しそうだったので、カミソリ、ネクタイ、手帳、身分証をポケットに入れました」と語り、今も大切に保管しているエピソードを明かしました。

チャン・ミンホさんは父親を「無愛想でしたが、子どもへの愛情が深い方でした」と回想しました。特に、幼い頃に俳優養成所に通うため仁川からソウルまで通っていた自分のために、毎日地下鉄駅まで迎えに来てくれた父親の献身を思い出し、感謝の気持ちを述べました。しかし、肝心の息子がトロット歌手として成功する姿は見せられなかったそうです。チャン・ミンホさんは「トロットアルバムの発売わずか2ヶ月前の1月に父が他界しました」「成功した姿どころか、音楽のために苦労する姿だけを見せて見送ったことが、本当に胸が痛く、残念でなりません」と打ち明けました。

こうしたチャン・ミンホさんの姿は、昨年11月に放送されたKBS2「新商品発売 便利食堂」でも話題になりました。当時、制作陣がAI技術で再現した父親の姿を見たチャン・ミンホさんは、歌を歌いながら涙ぐみ、視聴者に大きな感動を与えました。彼は「我が家は家族写真がほとんどなく、記憶を頼りにしないと父の顔を思い出すのが難しいんです」と語り、その寂しさから最近は母親の元気な姿を動画に残すよう努めているという、親孝行あふれる近況も明かしました。
チャン・ミンホさんは「今は、コンサート会場にいらっしゃるご夫婦を見ると、父にいい服の一着も買ってあげられなかったことが思い出されます」「せめて母には良い姿を見せたいのに、それができず残念です」と伝えました。ステージを華麗に魅せるスターの姿の裏に隠された、人間・チャン・ミンホさんの率直な家族愛に、ファンから温かい慰めと応援が寄せられています。

