李大統領、再調査現場を訪問 遺族らの訴えに耳を傾け 「あってはならないことだ」

李在明(イ・ジェミョン)大統領は、12月29日に発生した済州航空旅客機惨事の残骸再調査現場を直接訪れ、「ずさんな収拾」をめぐる議論に対して強い叱責を浴びせました。李大統領は18日、務安(ムアン)空港を訪問し、惨事犠牲者の合同焼香所で焼香を行いました。また、再調査現場を視察し、収拾の進捗状況について報告を受けました。その後、遺族らの訴えを直接聞き、現場対応に乗り出しました。
黄色の民防衛服姿で現場に到着した李大統領は、航空鉄道事故調査委員会の常任委員から捜索および調査状況の報告を受けました。この際、李大統領は「ずさんな収拾」という議論が浮上した経緯を厳しく追及しました。これを受け、李大統領は当時の収拾責任者らに対する厳重な処分も命じました。

李大統領は「従来の調査基準通りに行ったのか。それとも本来すべきことを怠ったのか」と繰り返し問い、現場対応の問題点を強く指摘しました。続けて「新たに見つかった遺骨は(大きさなどから見て)常識的に見逃すはずがないものだ」とし、「基準が間違っていたのか、基準を守らなかったのか」と問い詰めました。また、「事故調査を二度も行うなどということがあり得るのか」と反問しました。その上で、「現場の収拾措置があまりにずさんだったことが問題ではないか。(関係者の)無関心さが問題だ」と厳しく指摘しました。

李大統領は現在一時中断されている遺骨収拾作業についても、安全確保を前提として可能な限り迅速に再開するよう指示しました。大統領は「あまりに遅延している」とし、「遺族や国民のために、できるだけ早く行うべきではないか」と叱責しました。その後、李大統領は事故被害を拡大させた原因の一つとして指摘されたローカライザー周辺まで直接視察しました。
さらに、遺族との対話も行いました。ただし、ずさんな収拾の責任者に対する処罰については、「現場の収拾を誠実に行わなかったことは道徳的に非常に間違ったことだが、刑事処罰が可能かどうかは慎重に判断する必要がある」と慎重な姿勢を見せました。なお、今年初めに行われた事故機の残骸再調査の過程では、事故発生から1年以上経っても収拾されていなかった遺骨が新たに見つかり、大きな議論となっていました。
大切なご家族を失った遺族の方々の苦しみは、計り知れないものとお察しいたします。一日も早く真相が究明され、遺族の皆様の心が少しでも癒やされるよう、心よりお祈り申し上げます。

