
歌手兼女優のナナさんの自宅に不法侵入し、強盗傷害の罪で裁判にかけられた強盗に対し、懲役7年の判決が下されました。

9日、議政府地方法院南楊州支部刑事1部(金国式部長判事)は、昨年11月、京畿道九里市のナナさんの自宅に不法侵入し、凶器で脅しながら金品を奪おうとしたとして、強盗傷害の疑いで起訴された被告人A氏に対し、懲役7年を言い渡しました。A氏は強盗傷害および強盗致傷の容疑を認められ、ナナさん親子がこれを阻止しようとして起きたもみ合いも、正当防衛と認められたとされています。

裁判部は先月19日、A氏に対する5回目の公判期日で証人尋問を省略し、被告人尋問を行った後、弁論を終結しました。検察は最終意見陳述で、「犯行の強度が重大で、被告人が真摯に反省しておらず、被害者との合意にも至っていない」として、A氏に懲役10年を求刑しました。A氏は取り押さえられる過程で負傷したとして、ナナさんを殺人未遂の疑いで逆告訴し、これに対しナナさんがA氏を虚偽告訴罪で告訴し、追加送致される事態にもなりました。A氏は最終陳述で、「提出してもいいか分からないが、自分が刃物で5センチ以上切られたという内容の診断書を入手してきた」と述べ、物議を醸しました。

A氏は被告人尋問の過程で自身の過ちを認めつつも、凶器の所持および暴行の疑いについては強く否認しました。A氏はナナさんの自宅に侵入した際、凶器を持ち込んでおらず、むしろナナさんの母親が刃物で自分を脅したため、防御するために抱きしめただけだと主張しました。また、捜査過程で自分が凶器を持っていたと供述したのは、ナナさんの強要によるものだと抗弁しました。

ナナさんは今年4月に行われた裁判で、「事実をそのまま正直に話します。この場に立つこと自体が皮肉ですが、ありのまま証言すれば適切な判決が出ることを期待しています」と述べました。また、A氏については、「私は自分のできる限り、状況に合わせてA氏にチャンスを与え、正しい選択をしたつもりだったのに、なぜこんなに裁判が長引き、屈辱を味わわなければならないのか、何度も加害されている気分です。怒りを胸に法廷に入りましたが、事件を一つ一つ話し合いながら確認していくうちに、またかわいそうな気持ちにもなりました。これ以上刑罰が重くならないことを願います。ここで終わりにして、反省してほしいです」と述べ、寛大な姿勢も見せました。
この事件では、被害者であるナナさんが一貫して冷静に対応し、逆に加害者を気遣うような発言もなさっていて、本当に心が広い方だと感心しました。どんな状況でも毅然と立ち向かいながらも、人間らしい温かさを忘れないナナさんを、これからも応援し続けたいですね。どうかナナさんとそのご家族が、心から安心できる日常を取り戻せますように。


