
俳優ナナさんが自宅に侵入した凶器の強盗を取り押さえたにもかかわらず、逆に殺人未遂の疑いで逆告訴されるという呆れた事件が、ついに国会での立法発議にまで発展し、社会的な波紋を広げています。

共に民主党のジョン・ヨンギ議員は、正当防衛の成立要件である「相当な理由」の判断基準を法律に具体化する刑法一部改正法律案を代表発議したと12日、明らかにしました。 この改正案は、住居に侵入して危害を加えようとする者を阻止したり、凶器を携帯した者の攻撃に対応するなど、生命や身体に重大な危害が予想される状況での防衛行為を、原則として正当防衛と認める内容を盛り込んでいます。ジョン議員は、事後的な基準で現場の恐怖を判断する機械的な判断は、善良な市民に一方的な犠牲を強いるものだと、法案発議の趣旨を説明しました。

この法案の引き金となった「ナナ強盗事件」は、昨年11月、京畿道九里市アチョンドンのナナさんの自宅で発生しました。当時、ナナさんは母親と共に、凶器で脅して現金などを要求していた30代の強盗A氏を、もみ合いの末に取り押さえ、警察に引き渡しました。
ところが、拘置所に収監されたA氏は、自分がケガをしたという理由で、ナナさんを殺人未遂および特殊傷害の疑いで逆告訴するという逆ギレの態度を見せ、国民的な怒りを買いました。 警察は今年1月、ナナさんの対応を正当防衛とみなし、不送致を決定。ナナさんは現在、A氏を虚偽告訴の疑いで逆告訴している状態です。

裁判所は先月9日、一審でA氏に懲役7年の実刑を言い渡しましたが、A氏はこれに不服として10日、控訴状を提出しました。被告人の控訴の知らせを受けたナナさんは11日、個人のアカウントに関連報道を共有し、「時間の無駄」「笑える」という言葉を投稿し、反省のない犯罪者に対する脱力感と断固たる心境を代弁しました。
住居侵入犯罪に立ち向かった善良な被害者が、かえって法的な争いに巻き込まれるという皮肉な現実を改善するために発議された、いわゆる「ナナ法」が国会の関門を越え、市民の正当な防御権を守ることができるのか、その行方が注目されます。
まさに「泣きっ面に蜂」どころか、命がけで身を守った人がさらに責められるなんて、あまりにも理不尽ですよね。この「ナナ法」がしっかり成立して、同じような思いをする人が二度と出てこないことを心から願っています。ナナさん、よく頑張りましたね。


