英国シットコムを代表する俳優ペネロープ・キース 闘病の末に逝去… 芸術・慈善活動の功績でデイムの称号

英国を代表するベテラン俳優ペネロープ・キースさんがこの世を去り、追悼の波が広がっています。先月29日、遺族は声明を通じ、ペネロープ・キースさんが癌との闘病の末、86歳で英国サリーの自宅にて息を引き取ったと発表しました。
遺族によると、故人は50年以上暮らしてきた自宅で、家族に見守られながら穏やかに人生の幕を閉じました。遺族は治療過程で支えてくれた医療スタッフや周囲の人々に感謝の意を表し、プライバシーを尊重するよう求めています。

訃報が伝わると、共演者たちからも哀悼の意が寄せられました。『The Good Life』で共演したフェリシティ・ケンダルは、彼女を「コメディの天才」と表現し、共に仕事ができた喜びを語りました。放送作家のスー・パーキンスは、シットコムの歴史に残るキャラクターを生み出した俳優だったと偲びました。
ジャイルズ・ブランドレスは、ペネロープ・キースさんを「素晴らしい俳優であり、真の友人」として記憶しました。ジェレミー・ハント元英国文化大臣も、英国特有のユーモアを世界に広め、多くの人々に笑いと幸福を届けた俳優だったと故人を称えました。
故ペネロープ・キースさんは、60年以上にわたり放送や舞台で活躍し、英国コメディを象徴する俳優の一人として評価されています。1963年にロイヤル・シェイクスピア・カンパニーに入団し、本格的に演技活動を開始しました。

正統派の舞台でキャリアを積んだ彼女は、舞台『Donkeys’ Years』で1976年にオリヴィエ賞最優秀コメディ演技賞を受賞し、舞台俳優としても実力を認められました。
彼女の名を広く知らしめたのは、1975年から1978年まで放送された『The Good Life』でした。劇中でマーゴ・リードベター役を演じ、郊外の中産階級の体面や俗物的な一面を、独自のコメディセンスで表現しました。この作品で1977年に英国アカデミー賞(BAFTA)テレビ部門最優秀ライトエンターテインメント・パフォーマンス賞を受賞しました。
その後、『To the Manor Born』のオードリー・フォーブス=ハミルトン役でも再び愛されました。『The Good Life』のマーゴと『To the Manor Born』のオードリーは、彼女が残した代表的なキャラクターとして今も記憶されています。
長年、英国の家庭に笑いと温もりを届けてくださったペネロープ・キースさんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。彼女が演じた数々の魅力的なキャラクターは、これからも多くの人々の心の中で生き続けることでしょう。素晴らしい功績を残された彼女に、改めて深い敬意を表します。

