客席なし…7階建てホテル全館が舞台に、没入型演劇「スリープ・ノー・モア」の衝撃

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客席なし…7階建てホテル全館が舞台に、没入型演劇「スリープ・ノー・モア」の衝撃
客席がない…7階建てホテル全体が舞台となった「スリープ・ノー・モア」(写真:聯合ニュース)

イマーシブ公演の代表作として挙げられる「スリープ・ノー・モア」が、国内の観客にユニークな鑑賞体験を提供しています。

イマーシブ公演とは、観客の参加を通じて没入感を高める公演形式です。「スリープ・ノー・モア」がこの分野の「最高峰」と呼ばれる理由は、単に舞台と客席の境界をなくすだけでなく、客席そのものを排除し、観客を物語が繰り広げられる空間の中へと引き込むからです。

「スリープ・ノー・モア」は、ソウル中区のマキタン・ホテル全7フロアを舞台として活用しています。約100の空間で20人余りの俳優が同時に演技を繰り広げ、観客は白い仮面をつけたまま公演会場のあちこちを自由に移動します。お気に入りの俳優を追いかけたり、シーンを選択したりして、自分なりの方法で作品を鑑賞することができます。

同じ時間帯でも複数の空間でそれぞれ異なる物語が展開されるため、観客一人ひとりが目にするシーンや物語の解釈が異なります。俳優たちはセリフの代わりに身振りやダンスで物語を伝え、観客の選択次第で毎回異なる体験が可能です。

作品はシェイクスピアの『マクベス』を基に、1930年代のスコットランドを背景として再構成されました。アルフレッド・ヒッチコック映画特有のミステリアスな雰囲気を加え、緊張感を高めています。

2003年にイギリスで初めて制作された「スリープ・ノー・モア」は、ニューヨークと上海を経て、昨年7月に国内で初演されました。一度の観覧で全体の物語を把握するのは難しく、7つのフロアを移動しなければならないという負担はありますが、毎回異なる物語を体験できるという点から、リピーターも絶えません。

現在はオープンラン(期間を定めない公演)で上演中であり、9月公演まで予約が可能です。以降のスケジュールは順次公開される予定です。

観客が物語の一部となって空間を彷徨うこの体験は、まさに忘れられない思い出になりそうですね。自分だけの視点で物語を紡ぐ特別な時間を、ぜひ劇場で味わってみてください。

ココナッツ編集室

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