突然の訃報… 「シンデレラ」の王子様でテレビデビュー 数十年にわたり俳優として活躍

アメリカの俳優兼歌手であるジョン・サイファー氏がこの世を去りました。現地時間10日のデッドラインの報道によると、ジョン・サイファー氏は3日、アメリカ・オレゴン州セントラルポイントの自宅にて94歳で亡くなりました。最期は妻が看取ったとのことで、正確な死因は明らかにされていません。
故ジョン・サイファー氏は、舞台を皮切りにテレビや映画へと活動の場を広げ、長きにわたり俳優として活躍しました。彼が世間に初めてその名を知らしめた作品は、1957年にCBSで放送されたロジャース&ハマースタインの『シンデレラ』でした。
サイファー氏はクリストファー王子として登場し、主人公シンデレラを演じたジュリー・アンドリュースと共演しました。同作は彼のテレビデビュー作であり、放送当時には1億人以上の視聴者を魅了しました。

その後、サイファー氏の代表作として定着したのは、NBCの警察ドラマ『ヒルストリート・ブルース』です。彼は1981年から1987年まで、警察署長フレッチャー・ダニエルズ役で出演しました。政治的な立ち回りに長けながらも二面性を持つ人物を演じ、知名度を高めました。『ヒルストリート・ブルース』は、1981年から1984年までエミー賞を受賞した名作でもあります。
連続ドラマにおいても彼は着実にキャリアを積み重ねました。1977年から1979年まで『アズ・ザ・ワールド・ターンズ』でアレックス・キース博士を演じ、1988年から1989年までは『サンタバーバラ』でアーサー・ドネリー博士を演じました。
この他にも、『FBIアメリカ連邦警察』のベルソン役、『ダイナスティ』のダーク・モリエ役、『ドクター・ウェルビー』のエリック・ブランドン役、『ノッツ・ランディング』のジェフ・マンソン役など、数多くの役柄をこなしました。『ジェシカおばさんの事件簿』や『ロー&オーダー』などにも出演し、アニメ『バットマン・ザ・フューチャー』では悪役スペルバインダーの声優も務めました。

1987年には映画『マスターズ/超空の覇者』でダンカン(マン・アット・アームズ)役を演じました。その後も『食人帝国』、『Strictly Business』、『Spontaneous Combustion』、『Off the Mark』、『Walking to the Waterline』など多様な映画に参加し、1990年代後半から2000年代初頭まで映画やテレビでの活動を続けました。
なお、ジョン・サイファー氏は1965年に一般女性と結婚しましたが、1975年に離婚しました。その後、1986年に科学者のキャロル・ロジン氏と再婚しました。
長年、数多くの作品で私たちに感動を届けてくれたジョン・サイファー氏の訃報に接し、深い悲しみを感じます。彼が残した素晴らしい演技の数々は、これからも多くのファンの心の中で輝き続けることでしょう。心よりご冥福をお祈りいたします。

