
クラブ内での強制わいせつ容疑で捜査を受けているラッパーのE SENS(イーセンス)が、初となる正式裁判で関連容疑を全面的に否認し、被害者との避けられない法廷での対質尋問を控えることとなった。

ソウル南部地方法院刑事12単独は2日、E SENSの強制わいせつ容疑に関する第1回公判期日を行った。端正な黒い服装で弁護人と共に出廷したE SENSは、裁判の手続き中、特段の発言をすることなく沈黙を貫いた。
この日、検察は公訴事実を具体的に明らかにし、「2025年8月、ソウル市龍山区梨泰院のクラブにおいて、被害者が明確に拒絶の意思を示したにもかかわらず、背後から体を密着させ、首付近の匂いを嗅いだり、臀部などを触ったりした」と指摘した。これに対し、E SENS側の弁護人は「公訴事実をすべて否認する」と明言し、「当時の身体接触は、被害者の意思に反して行われたものでは全くない」と強く反論した。

先立って裁判所は6月、E SENSに対して罰金500万ウォンの略式命令を下したが、E SENSが潔白を主張してこれに不服を申し立て、正式裁判を請求したことで法廷での攻防が本格化した。E SENSは「問題とされた身体接触は、相互の同意と自然な雰囲気の中で行われたものだ」とし、「いかなる強制や暴行、脅迫も存在せず、相手の意思に反する不当な接触を試みたことは一切ない」と確固たる立場を明らかにした。

当時の状況についてE SENSは、「クラブで初めて会って乾杯し、ダンスをして親しく遊んだ。電話番号も交換した」と説明した。さらに「その後、1時間ほどで一人で帰宅し、交流はなかった。数か月後にSNSの個人アカウントを通じて謝罪を要求されたが、事実無根であるため応じなかった」と述べ、無実を訴えた。裁判の手続きに誠実に取り組み、客観的な真実を明らかにしたいという意向だ。
検察が被害者を含む計3名に対する証人尋問を申請し、裁判部がこれを受理したことから、来る11月16日に開かれる次回の期日では、双方による激しい法廷対決が予定されている。虚偽の事実や悪質な書き込みに対して法的措置を予告しているE SENSが、法廷で無実を証明できるのか、今後の動向に注目が集まっている。


