SGIFF、「暗殺者(たち)」を開幕作として維持… 「制作陣の創造的ビジョンを尊重する」 国民の力議員109名の撤回要求にも揺るがず

歴史歪曲論争に包まれている映画「暗殺者(たち)」が、予定通りシンガポール国際映画祭の開幕作として観客と対面します。シンガポール国際映画祭(SGIFF)は去る7日、公式声明を通じて「第37回映画祭の開幕作である『暗殺者(たち)』(The Assassin(s))をめぐる一連の議論を認識しております」と明らかにしました。
映画祭側は「SGIFFは『暗殺者(たち)』制作陣の創造的ビジョンを尊重しており、本作品は変わらず第37回シンガポール国際映画祭の開幕作として上映される予定です」と伝えました。続いて「本作品は芸術的成果と、同時代の映画に対する貢献に基づき、SGIFFの独立したプログラミング過程を経て選定されました」と選定の背景を説明しました。

歴史歪曲論争についても立場を表明しました。SGIFFは「制作陣は本作品を、歴史的事件に架空の人物と状況を結合させた映画的想像力の産物であると説明してきました」とし、「また、歴史的結論を下したり、事実を歪曲したり、いかなる政治的目的のために制作されたものではないことを明確にしました」と伝えました。
その上で「SGIFFもこのような文脈において、本作品を一つの創作物として披露したいと考えています」と付け加えました。作品の興行成績にも言及しました。映画祭側は「『暗殺者(たち)』はトロント国際映画祭でワールドプレミアとして上映されたことがあります」とし、「映画振興委員会の資料によると、韓国公開以降現在まで約250万人の観客を動員しており、秋夕(チュソク)連休期間には約47%の座席販売率を記録しました」と紹介しました。

最後に「SGIFFの役割は、シンガポールやアジアをはじめとする世界各地の意義深い映画のためのプラットフォームを提供し、観客が多様な物語と視点を経験できるよう手助けすることにあります」とし、「SGIFFは第37回映画祭を訪れてくださる観客の皆様をお迎えし、多彩で豊かな映画と経験を披露できることを期待しております」と伝えました。
一方、国民の力所属の国会議員109名は去る6日、SGIFFに書簡を送り「暗殺者(たち)」の開幕作撤回を要求しました。彼らは「芸術的想像力と創作の自由は尊重されるべきである」としつつも、「しかし、実在の人物と実際の事件を扱った作品が歴史的事実と虚構の境界を曖昧にし、実際の被害者が存在する事件に確認されていない疑惑を結合させるならば、これは創作の自由だけで説明するのは難しい問題である」と指摘しました。
芸術の自由と歴史的責任の間で多くの議論を呼んでいる作品ですが、映画祭側がどのような対話の場を設けるのか注目されます。多様な視点が存在するからこそ、観客一人ひとりが作品と向き合い、深く考えるきっかけになることを願っています。

