突然の講座中断と受験生への影響

受験生の緊張感を少しでも和らげるためにも、講師と生徒の間に信頼関係が早く戻りますように。双方が納得できる形で事態が収束し、無事に試験が迎えられるよう心から応援しております。
Netflixの恋愛バラエティ番組『モタソロ(生まれつき独身だが恋愛はしたい)』への出演で注目を集めたスター講師イ・ド氏が、大学修学能力試験(CSAT)を目前に控えたタイミングで講座の中断を発表し、大きな波紋を呼んでいます。イ・ド氏は大手教育企業「イトゥス」に所属する社会科学探究の講師で、先月29日、講座ホームページを通じて2027年度修能対策の「韓国地理」「世界地理」講座を完遂できない旨を公表しました。
本人は健康状態の悪化を理由に挙げています。これまで講義を優先してきたものの、体に異常が生じたため医師の助言に従い、2026年の残りの期間は治療と回復に専念すると説明しました。しかし、韓国の受験生にとって修能試験は人生を左右する極めて重要なイベントであり、試験まで3週間を切ったこの時期の突然の告知は、学習計画に多大な支障をきたすとして不満の声が噴出しています。
テレビ活動との両立を巡る矛盾
批判をより強固なものにしているのは、イ・ド氏の積極的な芸能活動です。講座中断の発表前後、同氏はNetflixの新作バラエティ番組『デビルズプラン:デッドアゲイン』の制作発表会に登壇していました。制作発表会でイ・ド氏は、制作陣へ直接出演を熱望したことや、チョン・ジョンヨンPDに積極的にアピールしたエピソードを明かしました。この熱意あふれる姿は、講師としてカリキュラムを放棄したこととの対比として、受講生たちの目に映っています。
Q&A掲示板に溢れる受講生の怒り
イトゥスの公式サイトに設けられたQ&A掲示板には、現在、動画アップロードの遅延や教材刊行の不透明さ、そして運営からの回答不足を指摘する声が相次いでいます。「他の講師とは合わず、イ・ド先生を選んだのに」「カリキュラムが守られず、学習スケジュールが完全に崩れた」といった切実な訴えが多く見られます。また、「体調不良を理由にしながら芸能活動には精力的ではないか」という、講師としての誠実さや責任感を問う厳しい批判も存在します。
背景にある前例と講師の信頼性
今回の事態が重く受け止められている背景には、昨年の類似事例があります。イ・ド氏は昨年8月にも健康上の理由で講座提供が困難になり、新規講座の中断や既存講義での代替措置が行われた経緯があります。当時も角膜の状態悪化や教材執筆の難しさを訴えていたものの、連続する不測の事態に、受講生からの信頼は揺らいでいます。イ・ド氏はソウル大学で地理教育を専攻し、その実績から高く評価されてきましたが、今後は講師としての責任とメディア出演のバランスをどう図るかが問われることになりそうです。なお、出演予定の『デビルズプラン:デッドアゲイン』は11月10日の公開を控えています。


