K-POP大手エンターテインメント企業HYBE(ハイブ)のパン・シヒョク議長が、傘下レーベルADOR(アドア)のミン・ヒジン前代表に対し、約42億ウォン(約4億5000万円)の貸付金返還を求める民事訴訟を提起したことが明らかになりました。

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42億ウォン規模の支払命令申請から正式な民事訴訟へ
韓国法曹界の取材によると、パン議長はソウル西部地方法院に対し、ミン前代表を相手取り42億1060万ウォンの支払いを求める支払命令を申請しました。裁判所は5月に支払命令を発出しましたが、ミン前代表側が7月に異議申し立てを行ったため、手続きは正式な民事訴訟へと移行しました。
ADOR株式の取得経緯と資金借入の背景
ミン前代表は2023年3月、HYBEが保有していたADORの株式17.8%(57万3160株)を約37億3800万ウォンで購入しました。その際、購入資金のうち37億ウォンをパン議長個人から借り入れていたとされています。
今回パン議長が請求した42億1060万ウォンは、借入元本の37億ウォンに年4.6%の単利利息を3年間適用した計算と一致します。ただし、当事者間で交わされた金銭消費貸借契約の具体的な利率や元利金の算定方法の詳細については、現時点で公に確認されていません。
255億ウォン規模のプットオプション訴訟との関連性
今回の貸付金返還請求は、ミン前代表がHYBEに対して起こしていた株式売買代金請求訴訟の第1審判決が出た後に提示されたものです。ソウル中央地裁は今年2月、HYBEに対し、株主間契約に基づくプットオプション(株式売却請求権)行使に伴う代金約255億9500万ウォンの支払いを命じる判決を下しました。
HYBEはこの一審判決を受け入れず控訴しており、現在は高等裁判所にて控訴審が継続中です。
K-POP業界に与える影響と今後の展望
人気ガールズグループNewJeansを成功に導いたミン前代表と、親会社HYBEの最高経営陣による対立は、単なる感情的な亀裂にとどまらず、巨額の株主間契約や個人間の金銭貸借を巡る複雑な法廷闘争へと発展しています。一連の裁判の行方は、韓国エンターテインメント業界におけるレーベル独立性や経営権契約のあり方にも大きな影響を与える見通しです。


