
俳優のオム・ギジュンが、ミュージカル『マジェスティ』の初公演を大盛況のうちに終了しました。長年、韓国のミュージカル界を牽引するトップ俳優としての実力と存在感を改めて証明する舞台となりました。
「冠なき皇帝」ノートンの孤独と威厳
オム・ギジュンは2024年10月27日、ソウル・大学路(テハンノ)のNOLシアター ウリカードホールにて幕を開けた『マジェスティ』の舞台に立ちました。本作は、19世紀のアメリカ・サンフランシスコを舞台に、自らを「アメリカ合衆国の皇帝」と宣言した実在の人物、ジョシュア・エイブラハム・ノートンの波乱に満ちた生涯を題材にしています。
劇中でオム・ギジュンは、古びた軍服に羽根付きの帽子という独特な衣装を身にまとい、風変わりな皇帝ノートン役を熱演。周囲からの嘲笑を浴びながらも、世の中の混乱の中で独自の人間愛を貫くキャラクターの深みを、持ち前の高い演技力で表現しました。韓国の観客には、独特の歴史的エピソードとミュージカルの融合が高く評価されています。
演技の核心:狂気と誠実さのバランス
役作りについてオム・ギジュンは、「単なる奇人ではなく、その奇行の裏側にある多様な人間像を表現することに注力した」と語ります。荒唐無稽なキャラクターを演じる上で、観客が物語に没入できるよう、感情のバランスを緻密に計算したといいます。「ノートンの思考や彼が追い求めた世界観を観客に届けたい」という彼の狙いは、初日の観客にも深く伝わったようです。
スタッフと共有する成功の喜び
初日を終えたオム・ギジュンは、制作に関わった全てのスタッフと共演者への敬意を次のように述べました。「情熱を持って準備してきた全ての過程が記憶に残っています。私たちが精魂込めて作り上げた作品を、ようやく観客の皆様にお届けできたことを大変光栄に思います」。
本作の見どころとして彼は、「ノートンが夢見た理想が、現代を生きる私たちの生活においてどのように投影されているのかを考察しながら鑑賞してほしい」とコメントしました。ミュージカル『マジェスティ』は、11月15日まで同劇場にて上演されます。

