チェルシー遠征で露呈した深刻な不振

マンチェスター・ユナイテッド(マンU)が、敵地スタンフォード・ブリッジで行われたプレミアリーグ第9節のチェルシー戦にて0-2で敗北を喫しました。この結果により、公式戦9試合連続で勝ち星がなく(3分け6敗)、チームはリーグ17位へと低迷。降格圏である18位のクリスタル・パレスと勝ち点7で並ぶという極めて危機的な状況に追い込まれています。
一方、勝利を収めたチェルシーはモーガン・ロジャーズとコール・パーマーがそれぞれゴールを決め、勝ち点を16に伸ばしました。これによりリヴァプールを抜き、リーグ4位へ浮上しています。
試合の分岐点となったVAR判定と規律の乱れ

前半は主将ブルーノ・フェルナンデスを筆頭に、マテウス・クーニャやアマド・ディアロらが積極的に攻め込み、マンUが主導権を握る場面も見られました。前半終盤にはマグワイアのパスからクーニャがネットを揺らしましたが、VAR判定によりオフサイドと認められ、先制のチャンスを逃しました。
後半に入ると守備の綻びが顕著となり、後半5分には中盤でのミスからロジャーズに突破を許し先制点を献上。追い打ちをかけたのが後半18分の出来事です。リサンドロ・マルティネスがフォファナに対して危険なプレーを行い、VARによる確認の結果、この試合2枚目のイエローカードを受けて退場。さらにはPKも与えることとなり、キッカーを務めたパーマーに冷静に決められ、0-2と突き放されました。
解任論が加速するキャリック体制の現状

数的不利となったマンUは、試合終了間際にムベウモが決定的なシュートを放つもクロスバーに阻まれるなど、運にも見放される形で完封負けを喫しました。マイケル・キャリック監督は前回のボーンマス戦(0-3敗戦)以降、解任の危機に瀕しています。クラブ首脳陣による後任選びが難航しているため続投となっていますが、チーム状況の改善は見られず、サポーターやメディアからの風当たりはさらに強まることが予想されます。
※プレミアリーグの歴史において、マンUのような強豪が降格圏に迫る事態は異例であり、今後の監督人事や戦術の抜本的な見直しが緊急の課題となっています。


