
ミュージカル『ファンレター』が、10周年記念アンコール公演の開幕を控え、作品の物語を活かした多彩なイベントを用意し、観客を迎える準備を整えた。
17日、ソウル弘益大学(ホンイク大学)の大学路アートセンターで10周年記念アンコール公演を開幕し、6月7日まで観客を迎える。 今回の公演は、先に芸術の殿堂で収めた成果をもとに、大学路でその熱気を引き継ぎ、10年の経験が凝縮された完成度の高い舞台で観客に深い感動を届ける予定だ。
これに先立ち、制作会社のライブは、作品内の象徴的な日付をテーマにした特別なイベントを行い、本格的な開幕準備に乗り出した。 去る4日には、謎に包まれた作家ヒカルの誕生日を記念して「ヒカル誕生日パーティー」イベントを成功裏に終えた。
この日のイベントには、ヒカル役を務める4人の女優、ソ・ジョンファ、カン・ヘイン、イ・ボムソリ、ホ・ユンスルが直接出席し、観客に原稿用紙の形をしたクッキーとポストカードをプレゼントするなど、意義深い時間を過ごした。
また、多くの観客が事前に提示された「パーティーのドレスコード」に合わせて、ヒカルの舞台衣装であるニュースボーイキャップとブーツ、白いブラウスとフレアスカート、ケープコート、赤いワンピース、コサージュのいずれかを着用して誕生日パーティーに参加し、会場の雰囲気を盛り上げた。
劇中の人物の歩みと連動した参加型プログラムも続いた。 去る3月10日には、作品内で作家キム・ヘジンとヒカルの手紙のやり取りを助けるチョン・セフンの帰国日を記念し、「手紙の伝達者」イベントが行われた。
大学路一帯で、セフンの舞台衣装である緑色のベストを着た4人のスタッフを見つけ、公演出演者へ送るファンレターを渡すと、原稿用紙の形をしたクッキーと全席40%割引券が提供され、作品内の物語を現実へと拡張した特別な体験を届けた。
開幕日である17日は、キム・ヘジンがチョン・セフンに最後の手紙を残した日だ。これを記念し、17日から19日まで「ヘジンの手紙プレゼント」イベントが開催される。 当該公演の有料チケット所持者に限り、キム・ヘジン役の俳優の直筆で制作された「ヘジンの手紙」を贈呈し、作品の核心的なモチーフである手紙を通じて、観客が登場人物たちの心情に共感できる機会を設けた。
これと共に、弘益大学(ホンイク大学)大学路アートセンターの「雲の橋」には、観客のためのポップアップゾーン「明日日報編集室」が開幕に合わせてオープンする。 このスペースは、作品のグッズ販売に加え、自ら手紙を書けるコーナー、劇中の文学サークル「七人会」のモチーフとなった「九人会」の書籍を閲覧できるコーナー、過去10年間の歴代シーズン公演の実況映像や音楽を鑑賞できるコーナーなどで構成される。観客が公演の前後で作品の余韻を楽しめる複合文化空間として運営される予定だ。
多彩な観客交流イベントで興味をさらに高めているミュージカル『ファンレター』は、1930年代の日本統治時代を背景に、キム・ユジョンやイ・サンなど当時の文人たちの集まりである「九人会」の逸話からモチーフを得て創作されたファクション・ミュージカルだ。
天才小説家キム・ヘジンと、彼に憧れる作家志望のチョン・セフン、そしてキム・ヘジンのミューズであり謎に包まれた作家ヒカルの物語を通じて、文人たちの芸術魂と愛を魅惑的に描き出す。
今回の10周年記念アンコールシーズンでは、「キム・ヘジン」役のカン・ピルソク、キム・ジェボム、キム・ギョンス、イ・ギュヒョン、「チョン・セフン」役のムン・テユ、ムン・ソンイル、ユン・ソホ、ホン・ギボム、「ヒカル」役のソ・ジョンファ、カン・ヘイン、イ・ボムソリ、ホ・ユンスルが完璧なシナジーで舞台を彩る見込みだ。
ミュージカル『ファンレター』は、2016年の初演以来、堅実な物語と魅惑的な音楽を基盤に、独自のファンダムを築き上げた。また、台湾、中国、日本などアジア市場への進出に続き、英国ロンドンでのショーケースも成功裏に終え、名実ともにグローバルK-ミュージカルの先駆者として確固たる地位を築いた。
去る2月、芸術の殿堂での10周年記念公演が盛況のうちに閉幕した中、続く大学路公演もまた、『ファンレター』の地位を改めて印象づけるものと期待されている。

