駐車場・入場料無料!退渓李滉も愛した「名前の由来」となった名山とは?

慶北・奉化(ポンファ)のおすすめ旅行先、歴史からコースまでご紹介

「内陸の島」とよく呼ばれる慶尚北道奉化郡は、山勢が非常に険しい場所です。その中でも、奉化郡の明湖面と才山面にまたがる清涼山(チョンリャンサン)は、古くから「小金剛」という別名を得るほど、その山容が優れていました。

今回は、この山が秘めた歴史的事実と具体的な情報をお伝えします。

清涼山

清涼山の雲海 / 写真=慶北ナドリ

清涼山は、標高870mの長人峰を主峰とし、12の岩峰が蓮の花びらのように取り囲んでいる形状をしています。この山は地質学的に堆積岩層が隆起して形成されたため、他の山では見られない独特の垂直な絶壁や奇岩怪石が絶景を作り出しています。特に、退渓・李滉(イ・ファン)が自らを「清涼山人」と呼ぶほど愛した学問の場であり、元暁大師が創建した千年古刹が静かに佇む場所でもあります。

歴史的には、高麗末期に恭愍王が紅巾の乱を避けて避難した場所としてもよく知られています。山中の至る所に恭愍王に関連する城郭跡や伝説が残っており、登山中にも歴史の痕跡を発見することができます。

特に2008年に設置された「空の橋(ハヌルダリ)」は、標高800m地点の自蘭峰と仙鶴峰を結ぶ長さ90mの山岳吊り橋で、今ではこの山を象徴する名物となりました。橋の上から見下ろす絶壁と蛇行する洛東江の眺めは、誰でも気軽に楽しむことができます。

清涼寺

清涼寺 / 写真=韓国観光公社 フォトコリア@李範洙

山の中腹、蓮華峰の下に位置する清涼寺は、新羅の文武王3年(663年)に元暁大師が創建したと伝えられています。寺院の配置がまるで蓮の花の中心にあるかのような場所で、風水地理的にも非常に縁起の良い名堂として知られています。

必ず見ておきたいのは本堂である「玻璃宝殿」です。この建物は慶尚北道の有形文化財に指定されており、殿内に安置されている乾漆薬師如来坐像は、紙と漆で作られた国内でも珍しい仏像で、宝物第1662号に指定されています。

また、玻璃宝光殿の扁額は高麗の恭愍王が自ら書いた直筆と伝えられており、歴史的な重みを加えています。寺院の周辺には退渓・李滉が滞在して弟子たちを教えた「清涼精舎」があり、仏教文化と儒教文化が同じ空間で共存する独特の雰囲気を感じることができます。

清涼山登山コース

清涼山の山勢 / 写真=慶北ナドリ

清涼山の登山コースは、体力と目的に応じて大きく2つに分かれます。まずは仙鶴亭や立石から出発して清涼寺に至る道です。約30〜40分ほど平坦な道に沿って歩けば寺院に到着できるため、家族連れの登山客におすすめです。

もう一つの方法は、立石から始まり、応真殿、金生窟を経て、自蘭峰の空の橋を渡り、長人峰まで登るコースです。約3〜4時間ほどかかり、やや急な区間も含まれているため、登山靴の着用が必須です。

清涼山の空の橋 / 写真=慶尚北道奉化郡

現在、入場料は無料であり、駐車場は山の入り口の滝駐車場と仙鶴亭付近に用意されています。ただし、週末や紅葉の時期には駐車場がすぐに満車になるため、なるべく午前中の早い時間に訪問することをおすすめします。

アクセス方法

清涼山へのアクセス / 写真=慶北ナドリ

自家用車をご利用の場合は、中央高速道路の豊基(プンギ)ICまたは西安東ICで降りて、35号国道を利用してください。カーナビで「清涼山道立公園管理事務所」と検索すると正確です。公共交通機関をご利用の場合は、奉化公用バスターミナルから清涼山行きの市内バスをご利用ください。ただし、運行間隔が長いため、訪問前に必ず最新の時刻表を確認してください。

安東(アンドン)ターミナルからもアクセス可能なので、安東旅行と組み合わせて計画するのも良い方法です。静かに佇む岩山の雄大さと山寺の静寂が宿る清涼山。退渓先生がなぜそれほどまでにこの山を愛したのか、その理由を探しに、今週末は奉化へ向かってみてはいかがでしょうか?

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