実力発揮も「三冠」の夢散る…ケイン、失意のどん底へ

実力発揮も「三冠」の夢散る…ケイン、失意のどん底へ
7日、ドイツ・ミュンヘンのアリアンツ・アレーナで行われたパリ・サンジェルマンとの2025~2026 UEFAチャンピオンズリーグ準決勝第2戦終了後、決勝進出を逃し悔しがるハリー・ケイン。ミュンヘン | AP聯合ニュース

「厳しい試合でした。私たちには決勝に進出する十分なチャンスがあったのですが」

あと一歩で手が届きそうだったUEFAチャンピオンズリーグ決勝のチケットが虚しくも遠のいた後、ハリー・ケイン(バイエルン・ミュンヘン)は複雑な心境を隠せなかった。



ケインは7日、ドイツ・ミュンヘンのアリアンツ・アレーナで行われたパリ・サンジェルマン(PSG・フランス)との2025~2026 UEFAチャンピオンズリーグ準決勝第2戦にフル出場し、0-1とリードされていた後半アディショナルタイムに劇的な同点ゴールを決めた。ケインの奮闘にもかかわらず、ミュンヘンはその後逆転に失敗して1-1の引き分けに終わり、第1・2戦合計スコア5-6で決勝進出を逃した。

ケインにとっては、あまりにも虚しい敗戦だった。

孫興慜(ソン・フンミン、LAFC)と共にトッテナムでプレーしていた頃、イングランド・プレミアリーグ(EPL)最高のストライカーとして名を馳せたケインは、「無冠の呪い」を解くために2022~2023シーズン終了後にミュンヘンへ移籍した。移籍初年度は優勝の味を知ることができなかったケインだが、昨シーズンはミュンヘンのリーグ優勝を牽引し、ついに無冠の悲願を晴らすことに成功した。

実力発揮も「三冠」の夢散る…ケイン、失意のどん底へ
7日、ドイツ・ミュンヘンのアリアンツ・アレーナで行われたパリ・サンジェルマンとの2025~2026 UEFAチャンピオンズリーグ準決勝第2戦で、負傷し苦しむハリー・ケイン。ミュンヘン | ロイター聯合ニュース

今シーズン、ケインは歴代級の得点力を誇った。リーグ戦で33ゴールを叩き出し、チャンピオンズリーグでも14ゴールを記録した。さらにDFBポカールで7ゴール、ドイツ・スーパーカップで1ゴールを挙げ、公式戦で実に55ゴールを積み上げた。チャンピオンズリーグでは、PSGとの準決勝第2戦を含め5試合連続ゴールも達成した。

すでに今シーズンのリーグ優勝を早期に確定させていたミュンヘンは、24日に行われるシュトゥットガルトとのDFBポカール決勝を控えており、この日のPSG戦にも勝利していれば「トレブル(三冠)」を狙える状況だった。特にケインにとって、2018~2019シーズンにトッテナムで達成できなかったチャンピオンズリーグ優勝は最も切望していたタイトルの一つであっただけに、その悔しさはひとしおだった。

試合後、両手で顔を覆い深い無念さを露わにしたケインは、「決勝ではPSGが(アーセナルより)有利だろう」と語った後、「今はDFBポカール決勝にすべてを懸けている。二冠(ダブル)を達成するために最善を尽くす」と、揺れる心を立て直した。

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ミュンヘン | AP聯合ニュース


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