
米プロ野球メジャーリーグ(MLB)の球場に、突然、白人至上主義の思想を盛り込んだ大型の横断幕が登場した。
問題の状況は18日、米ワシントンのナショナルズパークで行われたワシントン対ボルチモアの試合中に発生した。
ワシントン球団はホームゲームの際、3回終了後から4回開始前にかけて、参戦勇士や軍人を称える敬意を表すイベントを行っている。その際、一塁側の観客席で白人至上主義ウェブサイトのURLが記された横断幕が掲げられた。「アメリカを救え」「1億人以上を追放せよ」という文言も含まれていた。
横断幕を掲げていた3名は、球団関係者が横断幕を没収しようと試みたところ、これに応じず球場を立ち去った。
ワシントン球団のナショナルズパーク運営指針では、「(球場は)一般大衆の集会や演説、特定の演説者や特定のテーマに関する討論のための場所ではない」と規定している。観客はピケットや横断幕において、人種、肌の色、性的指向、性自認、宗教、障害、政治的傾向など、法律で保護されるカテゴリーに関連する侮辱的な内容を公表することはできない。
球団は直ちに厳しい措置を下した。ワシントンの関係者は19日、主導者「1名以上」の身元を特定し、ナショナルズパークへの立ち入り禁止措置を下したと発表した。球団は「差別的で嫌悪感を与える発言を強く糾弾し、ホーム球場がファンにとって安全な空間となるよう努めている」と明らかにした。
ワシントン側は人物の身元を公開していないが、保守系インフルエンサーのジェイク・ラングは自身のSNSを通じて、本人が横断幕を作成したと明かし、「人々が(横断幕に)歓呼した」と主張した。球団は警察と協力し、今回の事態に対する後続調査を進めている。


