ク・ギョファン&ソン・ドンイル、破格の挑発エンディングで自己最高視聴率5.1%を更新

ドラマ『誰もが自分の無価値さと戦っている』が、勢いのある視聴率上昇曲線を描き、週末のテレビドラマ界を席巻しました。
去る17日に放送されたJTBC土日ドラマ『誰もが自分の無価値さと戦っている』(以下、『モジャムサ』)第10話では、主人公のファン・ドンマン(ク・ギョファン扮)が紆余曲折の末に監督デビューの知らせを告げたのに続き、キャスティング候補1位の大物俳優ノ・ガンシク(ソン・ドンイル扮)をスカウトするドラマチックな過程が、引き込まれるような展開で描かれました。この日の放送の視聴率は全国4.3%、首都圏5.1%(ニールセンコリア提供、有料世帯基準)を記録し、再び自己最高値を更新。爆発的なヒットの可能性を証明しました。
「20年目の部屋の隅監督」ク・ギョファン&「崖っぷちの大物俳優」ソン・ドンイル、破格の挑発で結んだ契約
『モジャムサ』は、優秀な友人たちの中で自分だけがうまくいかず、嫉妬と羨望に苦しむ人間が平和を見つけていく過程を追うドラマです。劇中、ク・ギョファンが演じるファン・ドンマンは、大学の映画サークル「8人会」の中で唯一、20年間デビューできていない人物です。集まりで一番おしゃべりで、世の中のあらゆる映画を辛辣に批判しますが、自分自身も「戦争を経験したことがない者が戦友会で武勇伝を語るようなものだ」とよく理解しています。何も持っていないからこそ喋り続けなければならない彼の切実さは、周囲の耐え難い視線を感じるたびに早口になるというディテールな演技で表現され、視聴者から大きな共感を得ています。

一方、コ・ユンジョンが演じるピョン・ウナは、欠乏に満ちた人物です。彼氏と別れたり、会社で人間関係がこじれたりするたびに、9歳の時に放置された遺棄の恐怖の瞬間へと戻り、鼻血を出してしまいます。いつ捨てられるかという恐怖に縛られ、息も絶え絶えだった彼女は、ファン・ドンマンを見つめながら、この根深い恐怖を克服できるかもしれないという希望を見出していきます。
この日の第10話では、ファン・ドンマンがシナリオのディテールを補強して完結させた後、大物俳優ノ・ガンシクに無謀な勝負を挑む姿が圧巻でした。葬儀場で会ったノ・ガンシクが後輩暴行疑惑で窮地に陥ると、ファン・ドンマンは彼の向かいに堂々と座り、「後輩を殴って奈落に落ちる前に、僕と一本やりませんか」という破格の挑発を敢行しました。門前払いを食らったものの、ファン・ドンマンの折れない気概は、ノ・ガンシクの心を揺さぶるには十分でした。
ベールを脱いだ隠れ作家コ・ユンジョン、ペ・ジョンオク&チェ・ウォニョンを揺さぶる欲望の序幕
その間、水面下では別の反転が起きていました。オ・ジョンヒ(ペ・ジョンオク扮)は、シナリオ『ナクナクナク』の共同作家「ヨンシル」が自分の実の娘ピョン・ウナであることに気づき、制作会社代表のチェ・ドンヒョン(チェ・ウォニョン扮)と監督のマ・ジェヨン(キム・ジョンフン扮)を揺さぶりました。オ・ジョンヒは、文章の深さを知る俳優を使うべきだと、すでにキャスティングされていたノ・ガンシクを批判し、娘のピョン・ウナには有名になりたいという欲望を隠すなと追い詰めました。結局、チェ・ドンヒョン代表の暴言に爆発したピョン・ウナは、自分が本物の作家「ヨンシル」であることを明かし、劇の緊張感を最高潮に引き上げました。

『ナクナクナク』さえ奪われる危機に瀕して憤慨するノ・ガンシクの前に、ファン・ドンマンが再び現れました。ファン・ドンマンは自分のレザージャケットを第二次世界大戦の勝利の証に例え、「この服を着て、何としても歴史の真っ只中へ歩いていく」という熱い気概を吐露しました。続いて「人生のストーリーがダメなのに金だけあっても何になるのか」という最後の挑発を投げかけ、これに動かされたノ・ガンシクは、ギャランティを半額に下げてまで契約書にサインしました。ノ・ガンシクが「知るか、やってやる!歴史の真っ只中へ飛び込んでみよう」と叫ぶ痛快なエンディングは、マンネリに陥った大物俳優と新人監督が披露する強力なシナジーを予感させました。

一方、この日の放送では、ファン・ドンマンの兄ファン・ジンマン(パク・ヘジュン扮)が、生涯の業績である博士論文や本を処分する切ない姿が描かれました。「どうせすべて消えていくのに、なぜ僕たちは永遠に消えないかのようにこんなに苦しく生きているのか」というファン・ドンマンのナレーションと共に、巨大な竜巻の中でファン・ドンマン、ピョン・ウナ、パク・ギョンセ(オ・ジョンセ扮)、ノ・ガンシクが消えないように必死で鉄棒にしがみついて耐える想像シーンが演出されました。
『モジャムサ』が投げかけた重いメッセージ
無価値さという激しい旋風に立ち向かい、自分の意味を証明しようとする彼らの切実な死闘は、作品が持つ本質的なメッセージを目の前に完璧に具現化し、この日の放送の白眉として挙げられました。

また、ファン・ドンマンの家でチャン・ミラン(ハン・ソナ扮)がファン・ジンマンの詩『どこかに埋まっている過ち』を読んで涙を拭う姿や、オ・ジョンヒにいつ捨てられるかわからない継子の立場であるチャン・ミランが、ファン・ジンマンに「私の代わりに真実を釣り上げてくれてありがとう」と言って高級酒をプレゼントするシーンが盛り込まれ、深い余韻を残しました。

デビューを控えた新人監督の覇気と、崖っぷちに立たされた人物たちの切実な生存記がどのような結末を迎えるのか、関心が集まっています。残り2話となり、視聴者の好奇心を最高潮に高めたJTBC『誰もが自分の無価値さと戦っている』の第11話は、来る23日土曜日の午後10時40分に、最終回である第12話は24日日曜日の午後10時30分に放送されます。

