
歌手IU(アイユ)に対して常習的に悪質なコメントを書き込み、裁判にかけられた30代のネットユーザーが、控訴審でその悪質性を重く見た裁判所により、罰金刑よりも重い懲役刑の執行猶予を言い渡されました。
31日の法曹界によると、ソウル中央地裁刑事控訴9-2部は侮辱容疑で起訴されたA被告に対し、懲役4か月・執行猶予1年を言い渡し、あわせて保護観察と80時間の社会奉仕を命じました。A被告が判決に対して上告しなかったため、この量刑が最終確定しました。

もともとA被告は、IUを嘲笑する悪質なコメントを4回投稿した容疑で、1審では罰金300万ウォンを言い渡されていました。被告はIUに対して「詐欺師」「精神病」など酷い誹謗中傷表現を用いただけでなく、所属事務所関連の投稿に「裁判官に賄賂を渡したのか」という荒唐無稽な疑惑を提起した容疑も受けています。1審判決に対しA被告は「侮辱する意思や故意は全くなく、書いた内容が被害者の社会的評価を低下させるものではないため侮辱罪は成立しない」と主張し、控訴しました。

しかし控訴審の過程で、同様の侮辱行為で起訴された別の事件が一つに併合されたことで犯罪性がより重くなり、結果的に刑が加重されました。控訴審裁判部は量刑理由を述べ、被告人の態度を強く非難しました。裁判部は「被告人は被害者を明確に特定して該当表現を使用しており、これは社会的評価を低下させ得る侮辱に当たり、故意も認められる」と判断しました。続けて「被害者が大衆の関心を集める公人であるとしても、被告人が書き込んだコメントの表現は、我々の社会通念上許容可能な水準を明らかに超えている」と厳しく指摘しました。

さらに「被告人は控訴審法廷に至るまで犯行を否認し、全く反省しておらず、被害者側からも許しを得ていない」とし、「同種の犯行を繰り返した前科があるため、再犯の危険性も相当高い」と説明しました。

ただし裁判所は「A被告が現在難治性のてんかんを患っており、普段から感情をコントロールするのが難しい点、また問題となったコメントを自ら削除した点などを一部考慮し、有利な事情として酌量した」と付け加えました。
この判決は、ネット上の誹謗中傷がいかに深刻な結果を招くかを示していますね。アーティストを守るためにも、健全なネット文化が広がることを願っています。IUさんを応援するファンとしても胸のすく思いです。


