
戦争により米国とイランの緊張関係がかつてないほど高まる中、2026国際サッカー連盟(FIFA)北中米ワールドカップでイラン代表選手が見せたパフォーマンスが物議を醸している。
イラン代表FWモハンマド・モヘビ(ロストフ)は、16日に米カリフォルニア州LAスタジアムで行われたニュージーランドとの2026北中米ワールドカップ・グループステージG組第1戦で、1-2とリードされていた後半19分に同点ゴールを決め、2-2の引き分けに貢献した。
ところが、ゴールを決めた後にモヘビが見せたパフォーマンスが話題となった。モヘビはゴール後、観客席に向かって指で銃を撃つような仕草をした。このシーンはソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を通じて世界中に拡散され、ファンの間では米国を狙った政治的なメッセージではないかという解釈まで出ている。最近まで戦争状態にあった米国とイランの険悪な関係に加え、ワールドカップ開催国である米国でイランが試合を行っているという状況が重なり、些細な行動一つひとつが政治的な意味として解釈される雰囲気が形成されているためだ。米国がイラン選手団のビザ発給に対して非常に厳しい対応をとったことや、試合後に追い出されるようにメキシコ行きの飛行機に乗り込んだことも、こうした論争と無関係ではない。

これについてモヘビは試合後、「ロサンゼルスに住むすべてのイラン人に感謝の意を伝えたかった。スタジアムの雰囲気を本当に良くしてくれた」とし、「あのパフォーマンスはただ即興的に思いついたものだ。ファンのためのものだった」と強調した。しかし、イランとの険悪な関係に加え、最近米国で銃器関連の事件が絶えない状況下で、米メディアは敏感に反応している。ニューヨーク・ポストは「多くの人々が米国とイランの戦争を狙ったものとして受け止め、憤慨している」と伝えた。
モヘビの「銃撃パフォーマンス」に政治的なメッセージが込められていたのかは確認されていないが、小さくない波紋を呼んだことは確かだ。この日、イランは前半32分に1-1の同点ゴールを決めたラミン・レザイーアン(フーラード)がユニフォームで顔を覆うパフォーマンスを行ったが、これについてレザイーアンは「政治的な意味があるパフォーマンスだが、その話はしたくない」と語っている。



