
2026北中米ワールドカップで驚きの活躍を見せ注目を集めたカーボベルデ代表チームが、スキャンダルに巻き込まれた。主将のライアン・メンデスが、チームの通訳に対する性的暴行の疑いで調査を受けていることが分かったためだ。
イギリスのメディア「ミラー」は、ブラジルのメディア「グロボ」の報道を引用し、29日に「メンデスが今年3月、カーボベルデ代表チームがオークランドに滞在していた際、あるブラジル人女性を性的暴行した疑いが持たれている」と報じた。
カーボベルデ代表チームは3月末、オークランドでチリやニュージーランドなどと試合を行った。この時期に事件が発生したと推定されている。
被害を訴えている女性は、ニュージーランドサッカー協会と契約を結び、カーボベルデ代表チームのオークランド滞在期間中に通訳として活動していたと警察に供述したという。
供述によると、メンデスは女性のホテルの部屋に侵入した後、首を絞め、拳で殴り、噛みつくなどの暴行を加え、女性の抵抗にもかかわらず性的暴行に及んだとされる。
グロボは医療報告書を引用し、首や唇など女性の体の複数の部位に痣や圧痛が見つかったと伝えた。病院の検査結果は4月10日にニュージーランド警察に提出され、当該女性は警察署で事件の経緯を説明し、法医学検査も受けた。
被害を主張する女性とその夫は、カーボベルデサッカー協会と国際サッカー連盟(FIFA)に対し、メンデスのワールドカップ出場を禁止するよう求める要請書を送ったとされる。カーボベルデサッカー協会は立場を表明しておらず、FIFAは声明を発表した。
FIFAは「FIFAはあらゆる非行行為の疑いを非常に深刻に受け止めており、サッカー界の構成員であれば誰でも事件を報告できる明確なプロセスを設けている」と明らかにした。
続いて「一般的な原則として、独立した司法機関は、受理された、あるいは受理されていない可能性のある疑いや、進行中の調査の有無についてコメントしない。共有すべき情報は、独自の判断に基づいて伝達される。FIFAは現在ニュージーランド当局と接触しており、現時点ではこれ以上のコメントはできないことをご了承いただきたい」と付け加えた。
一方、カーボベルデは今回がワールドカップ初出場である。スペイン、ウルグアイ、サウジアラビアが名を連ねる「死の組」であるH組に属し、敗退が予想されていた。しかし、グループリーグの3試合をすべて引き分けで終え、スペインに次ぐグループ2位で決勝トーナメントに進出するという異変を巻き起こした。その中心であるメンデスがチームを率いているだけに、今回の容疑による波紋は小さくないと見られる。
カーボベルデは4日、アルゼンチンとの対戦を控えている。


