混雑するピークシーズンを避けて行く国内の海旅行

最も高い宿泊施設を予約し、渋滞する道路でイライラし、海水浴場の空きスペースを探し回る夏休み。ゆっくり休もうと出かけたはずが、かえってストレスが溜まってしまうことも少なくありません。休暇の日程を遅らせることができるなら、8月末から9月初旬を狙うのがおすすめです。日中はまだ暑いですが、朝晩は風が変わり、主要観光地の混雑も少しずつ落ち着いてきます。遅めに出発するからこそ余裕を楽しめる、国内の「遅めの夏休み(ヌッカンス)」旅行先を4つまとめました。
9月でも水遊びが可能な済州(チェジュ)

遅い時期まで海に入りたいなら、済州島が最も確実です。2026年の済州指定海水浴場12カ所は、6月24日から9月6日まで公式運営されます。運営時間は午前10時から午後7時までで、9月の第1週でも安全要員や便利な施設が整った海水浴場を利用できます。西側では、挟才(ヒョプチェ)と金陵(クムヌン)、涯月(エウォル)の郭支(クァクチ)海水浴場をセットで回るのがおすすめです。挟才と金陵は水深が比較的浅く、飛揚島(ピヤンド)が見える風景が特徴で、郭支はビーチと漢潭(ハンダム)海岸散策路を一緒に楽しむことができます。
9月の済州は台風の影響を受ける可能性もあります。航空便や船便、海水浴場の運営状況は出発直前に必ず再確認してください。天候さえ良ければ、水遊びまで諦めたくないという方にぴったりの遅めの夏休み旅行先です。
静かな高城(コソン)

江原道(カンウォンド)高城は、束草(ソクチョ)と襄陽(ヤンヤン)の間で、比較的静かなビーチを探している方におすすめです。野岩津(アヤジン)ビーチは岩場と砂浜が両方あり、鳳浦(ポンポ)ビーチは宿泊施設やカフェが近く、海辺で休むのに最適です。松池湖(ソンジホ)ビーチや華津浦(ファジンポ)まで足を延ばせば、ドライブコースとしても楽しめます。
ただし、海水浴場が閉鎖された後は、安全要員やレンタル施設の運営も終了している場合が多いです。水が温かく見えても、指定区域外で無理に泳ぐのはやめましょう。9月は水遊びよりも、ビーチの散策やオーシャンビューの宿泊施設、カフェを中心にスケジュールを組むことをおすすめします。
日中は野岩津や鳳浦を巡り、日が暮れる頃には華津浦や松池湖の方へ移動するのが良いでしょう。夏の雰囲気は残しつつ、人混みに疲れたくないという方には高城が適しています。
ドライブで楽しむ南海(ナムヘ)の遅めの夏休み

南海は、海水浴場だけを目的に行くよりも、海岸道路や村を一緒に巡る旅行先です。尚州(サンジュ)銀砂ビーチは半月形の砂浜の背後に松林が続いており、松亭(ソンジョン)ソルパラムビーチはその名の通り、松の木と海を一緒に眺めることができます。海水浴場の運営が終わった後でも、ドイツ村やタレンイ村、菩提庵(ポリアム)を組み合わせれば、1泊2日の旅程として十分楽しめます。
日中は海辺よりも室内のカフェや宿泊施設で休み、午後遅くに海岸道路をドライブするように動くのがおすすめです。南海は観光地が広く点在しているため、レンタカーや自家用車があれば、混雑する海水浴場の代わりに小さなビーチに立ち寄るような余裕を楽しむことができます。
夜が涼しくなる麗水(ヨス)

グルメと夜景が重要なら、麗水はいかがでしょうか?梧桐島(オドンド)や海上ケーブルカー、李舜臣(イスンシン)広場、鐘浦(チョンポ)海洋公園を1日の動線にまとめられるため、遅めの夏休みでも遊ぶ場所には事欠きません。
特に鐘浦海洋公園には約1.5kmの海岸散策路が整備されています。日中の熱気が引いた後、ハメル灯台や突山大橋、将軍島(チャングンド)周辺の明かりを眺めながら歩くのが心地よいです。海上ケーブルカーは突山と自山(チャサン)公園を結ぶ1.5kmの区間で、日が沈む前に乗れば、夕焼けと夜景を順番に楽しむことができます。
遅めの夏休みだからといって、必ずしも海に入らなければならないわけではありません。済州は9月初旬の水遊び、高城は静かなビーチ、南海はドライブ、麗水は夜景に強みがあります。休暇を遅く取ったなら、ピークシーズンを逃したと残念がるよりも、混雑の少ない夏を選んだと前向きに捉えてみてはいかがでしょうか。

