全直球100マイル超えの衝撃…「超人」ミゼロウスキー、2.1kmの微調整がもたらした覚醒

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全直球100マイル超えの衝撃…「超人」ミゼロウスキー、2.1kmの微調整がもたらした覚醒
ミルウォーキーのジェイコブ・ミゼロウスキーが、27日に行われたコロラド戦に先発登板し、4回を三振で締めくくった後に喜んでいる様子。ゲッティイメージズ

まさに圧倒的だ。先発投手の「100マイル時代」を切り開いたミルウォーキーの剛腕、ジェイコブ・ミゼロウスキー(24)の球威は、シーズン折り返し地点を過ぎた今もなお恐ろしい。メジャーデビューから2年で、ナショナル・リーグのサイ・ヤング賞最有力候補としての地位を固めた。今や、過去7年間達成者のいないシーズン300奪三振の記録まで視野に入れている。

去る27日、ミゼロウスキーはまたしても超人的な投球を見せた。米ウィスコンシン州ミルウォーキーの本拠地でコロラドを迎え撃ち、初回から7打者連続三振を奪った。球団タイ記録を樹立し、初回から9打者連続奪三振というメジャーリーグ記録にはあと一歩まで迫った。この日、ミゼロウスキーは5回まで被安打1、1失点に抑えた。アウト15個のうち12個を三振で奪っている。全83球のうちフォーシーム・ファストボールを66球投げたが、すべて時速100マイル(160.9km)を超えていた。



ミゼロウスキーは今シーズン、防御率1.58、11勝4敗を記録中だ。120イニングで185奪三振を記録し、リーグ単独1位を走っている。

ルーキーイヤーだった昨年もリーグ最速の球を投げていたが、今年はさらに速くなった。フォーシームの平均時速は161.9kmに達する。2番目に速いニューヨーク・ヤンキースのキャム・シュリトラー(157.4km)と比較してもその差は大きい。昨年、ミゼロウスキーの平均球速は159.8kmだった。2.1km速くなったわけだが、その2.1kmの効果は絶大だ。

ミゼロウスキーの今年のフォーシーム投球割合は63.6%だ。10球投げれば6球がフォーシームということになる。すべての打者がフォーシームを狙って打席に入るが、なかなか捉えることができない。フォーシームの空振り率は42.6%に達する。

ミゼロウスキーは身長2m1cmの長身で、手足も長い。他の投手と比べて30cmほど前でボールをリリースする。そんな投手が時速160kmを投げるのだから、打者が反応する時間などない。

全直球100マイル超えの衝撃…「超人」ミゼロウスキー、2.1kmの微調整がもたらした覚醒
ジェイコブ・ミゼロウスキーが先発登板した27日のコロラド戦で、ミルウォーキーのホームファンが奪三振を意味する「K」のボードを掲げて喜んでいる。ゲッティイメージズ

30度前後という低い腕の角度も強みとして作用している。腕の角度は低いものの、垂直方向のムーブメントは平均以上だ。比較的低いリリースポイントから放たれたボールは、一直線に近い感覚で伸びてくる。打者から見ると、他の長身投手のボールが上から落ちてくる感覚なのに対し、ミゼロウスキーのボールは物干し竿のように平坦な感覚でホームプレートを通過する。落ちる軌道に慣れている打者のバットは、それゆえにボールの下を通過してしまう。MLBドットコムは「ミゼロウスキーがフォーシームを投げると、打者は3回に2回の割合でボールの下を空振りする」と指摘した。

フォーシームの威力は、カーブ、スライダー、カッターなど、ミゼロウスキーが投げる他の球種の威力も引き上げている。現在のメジャーリーグでは、投球・打球追跡システムを通じて打者の空振り距離まで測定している。バットがどれだけ大きく空を切ったかを通じて、球威がいかに強力かを確認できるのだ。

昨年のミゼロウスキーのスライダーの空振り距離はわずか4.3cmだったが、今年は11.2cmだ。カーブの場合も昨年は10.9cmだったが、今年は14.2cmとなっている。かすりもしない空振りが頻発しているのだ。フォーシームの威力が一段階アップグレードされた結果である。MLBドットコムは「ミゼロウスキーと対戦するチームは、試合中ずっと時速160kmのフォーシームを何十球も相手にしなければならない。その一つの球種に備えるだけでも手一杯だ。そこにスライダー、カッター、カーブまで警戒するのは事実上不可能だ」と記した。

全直球100マイル超えの衝撃…「超人」ミゼロウスキー、2.1kmの微調整がもたらした覚醒
ミルウォーキーのジェイコブ・ミゼロウスキーが、27日のコロラド戦で先発登板し投球している様子。ゲッティイメージズ

ミゼロウスキーは、2019年のゲリット・コール以来7年ぶりとなるシーズン300奪三振に挑む。これは史上69回、2000年代に入ってからは9回しか達成されていない記録だ。先発投手の投球イニングが全体的に大幅に減少している近年のメジャーリーグでは、姿を消した記録でもある。

ミゼロウスキーは今シーズン、120イニングを投げた現在まで9イニングあたりの奪三振数が13.8個に達している。計算上、あと75イニングを投げれば300奪三振を達成できる。つまり、シーズン終了までに合計195イニング程度を消化する必要があるということだ。


変数となるのはイニング管理だ。ミルウォーキーは早い段階から、後半戦からはミゼロウスキーの投球イニングを調整すると明かしている。あまりに球威が強いため怪我の懸念がつきまとい、まだ年齢も若いためだ。具体的なイニング数は提示されていないが、170〜180イニングの間で制限する可能性が取り沙汰されている。奪三振ペースを今よりもさらに引き上げなければ、300奪三振の記録は見えてこないということだ。

Grey

K-pop & Sports Content Editor

worked in Asia National News Media since 2019
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