

ソン・フンミンが、韓国のサッカー選手たちが自分のように米メジャーリーグサッカー(MLS)の舞台で飛躍することを強く願っていると語った。
彼はMLSオールスターの一員として、来る30日午前9時(韓国時間)、米ノースカロライナ州シャーロットのバンク・オブ・アメリカ・スタジアムで開催されるメキシコプロサッカー・リーガMXオールスターとの対戦に出場する予定だ。
また、オールスター戦の前日に行われる「MLSオールスター・スキルチャレンジ」のメンバーにも名を連ねている。「スキルチャレンジ」は選手の多彩な技術を競い合う舞台であり、シュート、パス、GK対決、クロスバー当て、そしてドリブルやパス、シュートを組み合わせたチーム対決など、全5種目が繰り広げられる。
試合を控えたトレーニングにはMLS代表選手たちが集結し、ソン・フンミンをはじめ、バンクーバー・ホワイトキャップス所属でドイツの伝説的ストライカーであるミュラーらも汗を流した。

トレーニング当日、現地取材陣とソン・フンミンのインタビューが行われた。米スポーツ記者のケイレブ・フォングラッツがSNSを通じてその映像を公開した。
現地取材陣から「MLSを代表するスター選手として、これまでの経験を踏まえ、リーグの評価と今後の展望をどう捉えているか」という質問が飛ぶと、ソン・フンミンは次のように切り出した。
「まず、私は長年韓国代表としてプレーしてきた経験から、『何かを代表する』ということがどれほど重く、光栄なことかを深く理解しています」
続けて「MLSと私のクラブを代表できることは、本当に誇らしい気持ちです。この貴重な機会を得られたことに深く感謝し、今この瞬間を楽しみながら、経験を特別なものにしたいです。MLSは非常に急速に成長しているリーグであり、世界的なスター選手たちが続々と集まってきています。このような素晴らしい舞台でMLSを背負って戦えることは、私にとって大きな名誉です」と熱く語った。
かつてはMLSの舞台に馴染みがなかったソン・フンミンも、今ではその魅力を誰よりも理解している。「ロサンゼルスFC(LAFC)に合流する前は、リーグの規模や人々の真剣さを具体的に知ることはできませんでした。ですが、実際にここでプレーしてみて、周囲の情熱を目の当たりにしました」と明かした。
さらに彼は、「私は今、他の韓国人選手たちにMLSに関する良い情報を伝え、彼らをここへ連れてくるために尽力しています。ぜひ彼らにも、このリーグでの驚くべき経験をしてほしいのです」と、未来の韓国人スター獲得に向けた“スカウト活動”への意欲を見せた。

彼の言葉が示す通り、MLSはかつての「引退リーグ」という評価を完全に脱却している。以前はデビッド・ベッカム、ズラタン・イブラヒモビッチ、ティエリ・アンリ、スティーブン・ジェラード、アンドレア・ピルロら、欧州での全盛期を終えたスターたちがキャリアの最後を飾る舞台として認知されていた。
しかし、ここ数年で様相は一変した。
欧州トップリーグからの加入選手の平均年齢は下がり、南米の有望株と米国・カナダの若手選手たちが共に切磋琢磨する成長の場となった。クラブによる莫大な投資、ユースシステムの整備、そして競技レベルの着実な向上は、もはや否定できない事実だ。
現在、ソン・フンミンをはじめ、メッシ、グリーズマン、レヴァンドフスキといったトップスターたちが活躍し、若手育成も成功しているMLS。名実ともに世界的な選手と才能ある若手が競い合う、高次元のリーグへと進化した。
果たして、ソン・フンミンに続き、次なる韓国籍のスター選手がMLSの地を踏むことになるのか。彼の熱い視線が注がれる中で、今後の展開から目が離せない。


