
家族の悲しみを分かち合い、互いに慰め合うはずの葬儀の場が、かえって家庭崩壊の引き金となってしまう苦い出来事がありました。
義父の葬儀に寄せられた香典の配分問題をめぐって夫婦間の対立が極限に達し、最終的に離婚の危機に直面したというエピソードがネット上に投稿され、大きな話題を集めています。
会社員向けの匿名コミュニティには「香典のせいで離婚の危機」というタイトルの書き込みが投稿され、多くのネットユーザーの注目を集めました。

投稿者のAさんは最近、義父の葬儀を執り行いました。葬儀費用をすべて支払ってもなお、香典が十分に手元に残る状況でしたが、夫婦の対立は思いがけないところから勃発することになります。
きっかけは、Aさんが自分自身の名前宛て(自分の仕事関係の知人や同僚など)に届いた香典のうち、職場の同僚たちに送る返礼品の費用名目で、30万ウォン(約3万円)を分けてほしいと要求したことでした。
しかし、これに対する夫の反応はあまりにも冷淡なものでした。夫は「姉(義姉)にも分けなければいけないから、お前だけに渡すわけにはいかない」「喪中なのに金の話を持ち出すのか」と言い放ち、支払いを頑なに拒否したのです。結局、残った香典は義母と夫がすべて回収していきました。
Aさんは「自分の分として入ってきた香典の全額をくれと言っているわけでもない。苦労した嫁のために自ら進んで用意してくれるどころか、職場の同僚に送る返礼品代という最低限の金額すら出し渋り、顔を真っ赤にして怒る姿に、言葉にできないほどの幻滅を感じた」と複雑な心境を吐露しました。

義実家と夫のあまりのケチさに怒りが爆発したAさんは、激しい夫婦喧嘩の末、ついに離婚合意書を作成し、夫の机の上に投げつけたといいます。
その後、Aさんが追加で投稿した後日談によると、夫は路上で「おめでたい席でもない弔事に、返礼品なんて何事だ!」と激昂したものの、最終的には不機嫌そうに30万ウォン(約3万円)を渡してきたそうです。
Aさんは「結果的にお金は受け取ったが、その過程で夫の本当の本性を見てしまったようで、非常に苦い気持ちが残っている」と語りました。この投稿に接したネットユーザーたちの間では、意見が真っ二つに分かれています。
多くのネットユーザーは「妻の職場の同僚が包んでくれた香典は、将来的に妻自身が相手の冠婚葬祭の際に返さなければならない『個人的な借り』。それなのに返礼品代すら惜しむ夫や義実家はあまりにも自己中心で強欲すぎる」とAさんの立場に強く共感し、擁護しました。
その一方で、一部からは「家族の大きな悲しみである忌中に、お金の計算を細かく徹底して行い、離婚届まで突きつけるのは少し感情的で過激な対応ではないか」という慎重な意見も寄せられています。
葬儀という悲しみの場で起きた金銭トラブルが、夫婦の絆をここまで壊してしまうのは本当に残念なことですね。お金に対する価値観の違いは夫婦間で大きな問題になりがちですが、大切な時だからこそ、互いの立場を思いやる温かい気持ちを忘れずにいたいものです。


