
イングランド・プロサッカーのトッテナム・ホットスパーは、一度崩れ去ったかつての名門の姿を、再び取り戻すことができるだろうか。
トッテナムは25日、サヴィオ獲得を正式に発表した。イギリス公共放送の「BBC」によると、移籍金はオプションを含めて最大8500万ポンド(約1605億ウォン)規模に達し、契約期間は5年である。
またしても巨額の移籍金を投じ、クラブ史上最高額を塗り替えた。トッテナムは今夏の移籍市場だけで、なんと3億ポンド(約5668億ウォン)にも迫る資金を費やしている。ニューカッスル・ユナイテッドからイタリア代表MFサンドロ・トナーリを1億ポンド(約1897億ウォン)で迎え入れたほか、チャンピオンシップへ降格したウェストハム・ユナイテッドからは中盤の要であるマテウス・フェルナンデスを獲得し、8500万ポンド(約1613億ウォン)を投じた。守備陣では、ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンからオランダ代表センターバックのヤン・ポール・ファン・ヘッケを2200万ポンド(約417億ウォン)で獲得。さらに、フリーエージェント(FA)でアンディ・ロバートソンやマルコス・セネシらを迎え入れ、戦力を大幅に拡充した。
しかし、クラブの野心はこれで終わりではない。トッテナムはサヴィオに続き、マンチェスター・シティの攻撃陣、オマル・マーモウシュの獲得も目前に迫っている。欧州サッカー移籍市場の専門家ファブリツィオ・ロマーノ氏によると、トッテナムはマンチェスター・シティとマーモウシュのレンタル移籍で口頭合意に達しており、そこには5000万ポンド(約945億ウォン)の完全移籍条項が含まれている。即座に発動されるわけではないが、特定の条件を達成すれば買い取り義務が発生する契約だ。伝えられるところによれば、その条件は決して厳しいものではなく、事実上の「レンタル後の完全移籍」と見て間違いないだろう。これらの金額を合算すると、今夏だけで実に約4億ポンド(約7560億ウォン)もの巨額な移籍金を支出することになる。


トッテナムは今シーズンを前に、大規模な「クラブ再建」を掲げた。2025年にはUEFAヨーロッパリーグで優勝を果たしたものの、リーグ戦では2シーズン連続で17位という辛うじての残留に甘んじている。昨シーズンは最終節まで降格の危機にさらされ、一歩間違えれば2部降格という瀬戸際まで追い詰められた。イングランド、そしてロンドンを代表する名門としての誇りは、完全に傷つけられていたのだ。
降格という危機的状況に直面し、クラブは総力を挙げて立ち上がった。ロベルト・デ・ゼルビ監督にチームの全権を委ねて招聘し、今夏の市場で3億ポンドを投じた全面的な刷新に着手。世界が認める名将と莫大な投資により、プレミアリーグを代表するスター選手たちが続々とトッテナムに集結した。しかし、開幕戦でその期待がすぐに結果として現れることはなかった。トッテナムはブレントフォードに0-3で完敗を喫し、厳しい現実を突きつけられた。多くの新戦力が合流した直後であり、組織としての結束力を高め、デ・ゼルビ監督の戦術をチーム全体に浸透させるには、もう少し時間が必要であるという見方が強い。
サッカーというスポーツは、結局のところ結果ですべてを証明しなければならない世界だ。いくら巨額を投じたとしても、それに見合う成果を上げれば称賛され、そうでなければ容赦のない批判を受けることになる。それがフットボールの厳しさだ。莫大な資金を投入した以上、もはや言い訳の余地はない。トッテナムとデ・ゼルビ監督には、今シーズン、その進化した姿を確かな成績で証明することが求められている。



