
サッカーオーストラリア代表を「2026年北中米ワールドカップ(W杯)」で32強に導いたトニー・ポポヴィッチ監督(53)が、2030年W杯まで指揮を執るチャンスを辞退し、来年のアジアカップまでの同行を決めた理由について明かした。
ロイター通信は9日、ポポヴィッチ監督が今年6月にオーストラリアサッカー協会と契約을 연장하는 과정에서、2030年W杯まで続く4年間の契約オファーを拒否したと報じた。ポポヴィッチ監督は再契約当時、W杯までの任期を保障されていたものの、アジアカップまでの同行を自ら決断。その理由について、後に自身の口から直接説明した。彼は「全面的に私自身の選択だった」とし、大会後に協会が異なる方向性を選択できる余地を残したこと、そして自身もこの決断に満足していると語った。
ポポヴィッチ監督は、オーストラリアサッカー界において輝かしい実績を積み重ねてきた指導者だ。2012-2013シーズンにはウェスタン・シドニー・ワンダラーズを豪州Aリーグ王者に導き、2014年にはオーストラリアのクラブとして初となるアジア・サッカー連盟(AFC)チャンピオンズリーグ(ACL)制覇を成し遂げた。その後、パース・グローリーでも2018-2019シーズンにレギュラーシーズン優勝を果たし、その卓越した手腕を証明。他クラブだけでなく、代表チームでも卓越した成果を残している。


代表チームでも確かな実績を残した。2024년 9월にグレアム・アーノルド前監督の後を継いで就任した彼は、オーストラリアを2026年北中米W杯の本戦ストレート進出へと導いた。昨年10月には10試合無敗という好記録を打ち立てたこともある。
大きな期待を背負って臨んだW杯では、成果と悔しさが共存する結果となった。オーストラリアはトルコを破り、アメリカに敗れた後、パラグアイと引き分けてグループリーグを突破。しかし、32強(決勝トーナメント1回戦)でPK戦の末にエジプトに屈した。ポポヴィッチ監督はPK戦を前にGKを交代させる采配を振るったが、これが裏目となり、オーストラリア国内で大きな批判を浴びることにもなった。
一方で、世代交代の可能性を見出せたことは前向きな要素だ。オーストラリアの公営放送「ABC」によると、今回のW杯におけるオーストラリア代表の平均年齢は25歳155日で、本戦に出場した48カ国の中で最も若かった。ポポヴィッチ監督は、オーストラリアの未来を見据えた決断がそのままチーム構成に反映された結果であるとし、世代交代を成功裏に導く可能性を示した。
今、視線はアジアカップへと注がれている。契約期間の短さから、ポポヴィッチ監督がアジアカップ終了後に急いでクラブチームの監督へ復帰しようとしているのではないかという懸念の声も少なくない。しかし、ポポヴィッチ監督はオーストラリアの未来に向けた自身の構想を明確に語った。世代交代を進めるために若い選手たちを起用し続けながらも、目前に迫ったアジアカップでは優勝争いに絡むという強い覚悟を示している。オーストラリア代表は今月、ブラジルとの2度の評価試合(親善試合)に臨み、チームの完成度を高めていく予定だ。



