
韓国のベテラン女優チョン・ウォンジュ(全原珠)が、自身のYouTubeチャンネルの制作中断を巡り、出演料(ギャラ)に関するトラブルに巻き込まれる中、63年来の親友である女優サ・ミジャが自ら声を上げ、友人を擁護する姿勢を見せたことで大きな注目を集めています。

11月14日、サ・ミジャは自身のYouTubeチャンネル「オミジャじゃなくてサミジャ」に投稿された動画のコメント欄に、「私の友達、ウォンジュ…63年間の紆余曲折を共に乗り越えてきた、本当に素晴らしい友達です。どうか彼女を大切にしてあげてください」と直接メッセージを書き込みました。サ・ミジャはこのコメントを、視聴者が最初に目にするよう「固定コメント」に設定。チョン・ウォンジュに向けられる批判的な世論を和らげようと、長年の友情に基づく深い愛情を示しました。

YouTubeチャンネル中断から発覚した「出演料トラブル」の経緯
サ・ミジャがこのコメントを残した動画は、11月11日に公開されたコンテンツです。その中でチョン・ウォンジュは、チャンネル登録者数11万人を誇る自身のYouTubeチャンネル「チョン・ウォンジュ主人公」の制作が突如中断された理由について言及していました。
対談の中で、サ・ミジャから「なぜ活動を休止しているのか」と尋ねられたチョン・ウォンジュは、お金を意味するジェスチャーを交えながら、「これ(出演料)を少し上げてほしいと要求したら、向こう(制作陣)から『それなら辞める』と言われたの。だから『それならそうしましょう』と答えた。これ以上お金のことで揉めても仕方がないと思った」と語り、制作陣との契約終了プロセスにおいて、出演料を巡る意見の対立があったことを率直に明かしました。

莫大な資産を持つ「投資の達人」ゆえに強まったネット上の批判
この発言が公開されると、オンライン上では「チョン・ウォンジュが制作陣に無理な出演料増額を要求し、結果的に決裂を招いたのではないか」という批判の声が相次ぐ事態となりました。
チョン・ウォンジュは、日頃から株式投資や不動産投資、着実な貯蓄によって「30億ウォン(約3億3千万円)以上の資産」を築き上げた、芸能界屈指の投資家・資産家として知られています。その一方で、過去のテレビ番組で共演したソン・ウヨンヨから「あの姉さんの暮らしぶりを見ていると不憫に思えてくる」と心配されるほど、徹底した節約生活を送ってきたことでも有名です。そのため、今回の「ギャラ交渉による決裂」というニュースに対し、ネットユーザーの間では「十分な資産があるにもかかわらず、さらに欲張ったのではないか」という冷ややかな視線が向けられることになりました。
事務所側の説明と今後の展望:韓国シニアタレントのYouTube進出背景
議論が拡大する中、チョン・ウォンジュの所属事務所側は「今回の件は単なる契約終了に伴うものだ」と説明しています。今冬のシーズン開始を前に、新たな制作陣と体制を整え、YouTubeコンテンツのアップロードを再開する予定であることも明らかにしました。
近年、韓国の芸能界ではベテランのシニアタレントがYouTubeを通じて若い世代とコミュニケーションを図り、新たなファン層を開拓する事例が増えています。しかし、個人チャンネルの運営においては、制作会社やスタッフとの収益分配や運営方針を巡るトラブルが表面化しやすいという構造的な課題も指摘されています。特に、既存の「倹約家キャラクター」がトラブルの文脈でネガティブに解釈されてしまうリスクも浮き彫りとなりました。
今回の騒動において、長年の絆で結ばれたサ・ミジャが「盾」となって親友をサポートしたことで、復帰を控えるチョン・ウォンジュが再び視聴者の信頼を取り戻せるかどうかに注目が集まっています。


