SHINHWAイ・ミヌ、25億ウォン詐欺被害の民事訴訟で勝訴判決 放送作家に全額賠償命令

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イ・ミヌ、25億ウォンを騙し取った放送作家との訴訟で一部勝訴
写真:イ・ミヌ インスタグラム

韓国の最長寿アイドルグループ「神話(SHINHWA)」のメンバーであるイ・ミヌから、約25億ウォン(約2億7000万円)を騙し取った放送作家に対し、被害額全額を賠償するよう命じる民事判決が下された。
すでに刑事裁判で懲役7年が確定している被告に対し、民事訴訟でも裁判所が原告側の訴えを認め、全額の返還を命じた格好だ。

SHINHWAイ・ミヌが直面した25億ウォン詐欺事件とその背景

窮地につけ込んだ巧妙なアプローチ

二人の悪縁は2019年に遡る。当時、イ・ミヌは強制わいせつ容疑で捜査を受けており、事件は警察から検察に送致された極めて不安定な状態にあった。なお、この容疑については同年末に最終的に「嫌疑なし」の処分が下されている。

放送作家のA氏は、当時のイ・ミヌの精神的な不安や社会的地位の危機を利用した。「検察の内部に有力な知り合いがいる」と騙り、事件を穏便に解決するためにはロビー活動などの資金が必要であると持ちかけ、巨額の金銭を要求した。

A氏の要求はエスカレートの一途をたどった。担当検事への交際費、内部監察への対策費、防犯カメラ(CCTV)の映像分析費用など、ありとあらゆる名目を並べ立てて継続的に送金を迫っていたことがその後の調査で明らかになっている。

無嫌疑処分後も続いた執拗な脅迫行為

イ・ミヌの無嫌疑処分が決定した後も、A氏による金品要求は止まらなかった。A氏は「検察の無嫌疑決定が覆される可能性がある」と言い含めてイ・ミヌを心理的に圧迫し、さらに金品を要求し続けた。

資金繰りに苦しむイ・ミヌがこれ以上の工面は難しいと伝えると、A氏は本人の所有するブランド品を現金化させたり、自宅を担保に住宅ローンを組ませるなど、執拗に財産の処分を促した。しかし、A氏が主張していた検察への人脈や事件解決能力はすべて虚偽であり、1年間にわたり騙し取られた金額は最終的に24億5559万ウォン(約2億6500万円)にまで膨れ上がった。

刑事裁判から民事訴訟への展開と判決内容

懲役7年の実刑判決から民事賠償請求へ

A氏の犯行はまず刑事裁判において審理され、昨年7月に大法院(最高裁判所に相当)にて懲役7年、および被害額と同額の24億5559万ウォンの追徴金が確定した。イ・ミヌ側はこれにとどまらず、実質的な被害回復を目指して別途の民事訴訟を提起していた。

これに対し被告のA氏は、民事裁判において「刑事裁判ですでに同額の追徴金を国家から命じられているため、民事上の損害賠償まで支払うことは二重賠償にあたる」と主張し、免責を求めた。

被害者への損害賠償と国家の「追徴」は別物

しかし、民事裁判所の判断は異なった。裁判所は「犯罪収益を国家が没収・追徴する手続きと、被害者個人の損害を補填する民事上の賠償責任は、その法的性質が全く異なる」と指摘。国家への追徴義務があることをもって、イ・ミヌに対する直接的な不法行為に基づく損害賠償責任が免除されるわけではないと判断し、被告の主張を退けた。

韓国の法制度において、刑事の追徴金は国庫に帰属するため、被害者が実際に金銭を取り戻すためには民事訴訟による債務名義の取得が不可欠となる。今回の判決は、その被害回復の道を開く重要なステップとなったと言える。

本人の心境と今後の裁判の行方

番組での告白「血と涙のようなお金を一瞬で…」

イ・ミヌは最近出演したバラエティ番組などの放送でも、当時の精神的苦痛と被害について間接的に言及している。「自分も信頼していた人物から詐欺被害に遭ったため、同じような境遇の人の気持ちが痛いほどわかる。血と涙がにじむような思いで稼いだお金を一瞬にして失ったと知った時は、本当に惨憺たる気持ちだった」と吐露し、客観的な被害の実態が語られていた。

双方の控訴により舞台はソウル高裁へ

今回の判決により、イ・ミヌが被害額を法的に回収する足がかりは整ったものの、訴訟手続き自体はまだ完全には結審していない。1審の判決に対し、イ・ミヌ側と被告のA氏側の双方が控訴を提起したため、審理の舞台はソウル高位裁判所に移されることとなった。2審での判断によって、最終的な賠償額の範囲や執行の可能性が改めて決定される予定だ。信頼を悪用されたイ・ミヌの苦痛に対し、正当な賠償と司法判断がなされるか、今後の展開が注目される。

ココナッツ編集室

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