漢江に飛び込んだ中学生を緊急救助

2026年9月14日午前7時40分頃、ソウル市のワールドカップ大橋付近の漢江において、水中に飛び込んだ男子中学生が救助されるという事態が発生しました。現場周辺を歩いていた一人の外国人男性が、緊迫した悲鳴を聞きつけ、即座に自身のジェットスキーを用いて救助活動を開始しました。激しい水流が流れる中、男性は落ち着いた様子で生徒に近づき、無事に水面へと引き上げました。
救助された男子生徒は極度の混乱状態にありながらも、英語で「水から出させてしまい申し訳ありません」と震えながら謝罪の言葉を口にしたといいます。男性は「心配しなくて大丈夫ですよ」と優しく声をかけ、到着した漢江警察隊に生徒を引き渡すまで、温かく肩をさすり続けていました。
救助者の正体は元人気俳優のマイケル・ブランク氏

現場を目撃した市民の間で、救助を行った外国人の顔に注目が集まりました。その正体は、かつて韓国のドラマ界で活躍していたアメリカ出身のタレント兼俳優、マイケル・ブランク氏であることが判明しました。目撃者からは、テレビで見知った顔が緊急の現場で迅速な救助を行っていることに対し、驚きと称賛の声が上がりました。
マイケル・ブランク氏は2009年にドラマ『宝石ビビンバップ』で俳優デビューし、その後『新妓生伝』などに出演して親しまれました。流暢な韓国語と高い演技力で人気を博しましたが、現在は芸能界を引退し、ボート製造専門会社に勤務しています。また、ウェイクボード選手としても活動するほど水上レジャーに精通しており、今回の迅速な対応にその経験が生かされた形となりました。
「生きていてほしい」救助者が込めた真摯な願い
消防当局によると、救助された生徒に意識の混濁や呼吸異常はなく、無事に保護されました。対応を終えたブランク氏は、周囲の称賛を背に静かにその場を去りました。後日行われたインタビューで、ブランク氏は当時の状況を振り返り、「水面で必死に泳ごうとする生徒を見た瞬間、本能的にエンジンをかけました」と語っています。
また、ブランク氏は救助した生徒に対して「これから幸せに生きてほしい」と願いを込め、「家族や友人、先生たちから自分がどれほど愛されている存在なのかを自覚してほしい」と、大人の一人として温かいメッセージを送りました。一瞬の判断で尊い命を救った彼の行動は、韓国のオンラインコミュニティでも大きく取り上げられ、多くの市民から感動と拍手が送られています。


