ユ・スンジュン、SNSで親族との再会と甥の海兵隊入隊を報告

兵役回避をめぐる論争により、20年以上にわたって韓国への入国制限措置が続いている歌手のユ・スンジュン(米国名:スティーブ・ユ)氏が、親族の韓国海兵隊入隊を公に祝福し、注目を集めています。
ユ・スンジュン氏は先月29日、自身のソーシャルメディア(SNS)アカウントに、久しぶりに再会した従兄弟や甥などの親族と撮影した写真を投稿しました。

同氏は家族との再会について、「自分がどれほど多くのものを与えられてきたか、そして彼ら全員にどれほど感謝しているかを、改めて実感した」と心境を明かしました。
さらに、韓国海兵隊への入隊を控えた甥に向けて特別なメッセージを寄せました。同氏は親族の名前を呼びながら、「今、ついに韓国海兵隊に入隊する準備をしているんだね。君は本当に誇らしいよ」と書き記しました。
続けて、「軍生活をしっかりと乗り越え、無事に帰ってきてくれるように心から祈っている。おじさんのスティーブ(Uncle Steve)より」と、自身の英語名を添えて温かい応援の言葉を贈りました。
世論を揺るがした兵役回避問題と20年以上の入国禁止経緯
1990年代後半、韓国ポップス界でトップクラスの人気を誇っていたユ・スンジュン氏は、誠実な「正しい若者」のイメージで広く親しまれ、自ら兵役の義務を果たすと公約していました。しかし、2002年1月に公益勤務要員の召集通知を受け取った直後、海外公演を理由に出国し、その後に米国市民権を取得しました。この行動が兵役回避とみなされ、法務部は兵務庁の要請に基づき、出入国管理法を根拠に彼の韓国入国を禁止しました。
その後、ユ・スンジュン氏は2015年に在外同胞(F-4)ビザの発給を申請したものの却下され、領事館を相手に処分取り消しを求める訴訟を提起。最高裁で勝訴判決を得たにもかかわらず、領事館側が再びビザ発給を拒否したため、二度目の取消訴訟を継続するなど、法廷闘争は長期化しており、現在も韓国国内での対立は収まっていません。
過酷さで知られる「海兵隊」への入隊と複雑な韓国世論
韓国における国防の義務の中でも、海兵隊は「完全志願制」であり、極めて過酷な訓練を行うことで知られています。そのため、志願して海兵隊を志す若者は社会的に高い評価を受けます。
自身の米国籍取得によって長きにわたり入国を制限されている本人が、よりによって最も訓練が厳しいとされる海兵隊に自ら志願した甥に向けて「誇らしい」とエールを送ったことに対し、韓国のネットユーザーからは「皮肉な状況だ」「なんとも言えない複雑なコメディのようだ」といった冷ややかな意見が相次いでいます。その一方で、家族としての純粋な激励を肯定的に捉える声もあり、一連の投稿は韓国国内で再び大きな議論を呼んでいます。


