
韓国人初のメジャーリーガーとして活躍した元プロ野球選手の崔熙燮(チェ・ヒソプ)は、現役時代に数々の記録を打ち立て、その華やかなキャリアから私生活においても多くの関心を集めてきました。崔熙燮は2010年にミスコリア出身の金裕美(キム・ユミ)と結婚し、一男をもうけましたが、結婚から約7年後に二人は破局を迎えています。
離婚の事実が伏せられていた理由
結婚生活の破綻後も、当時の二人の離婚事実は公にされることがほとんどありませんでした。夫婦として公の場に姿を見せる機会が少なかったこともあり、世間が二人の関係の変化を具体的に察知することは困難な状況でした。

サイト『バッドファザーズ』による公表の波紋
二人の離婚が世間に広く知れ渡ったのは、2018年に起きた予想外の出来事がきっかけでした。養育費の支払いを怠る親の情報を公開する韓国の市民団体サイト『バッドファザーズ』に、崔熙燮の名前が掲載されたのです。この養育費未払い問題が浮上した過程で、すでに金裕美と離婚が成立していた事実も併せて公になりました。
当時の報道では、離婚後に崔熙燮が適切な養育費を支払っていないという主張がなされ、有名スポーツ選手が関与していたという点で議論が急速に加熱しました。特に、離婚そのものが未公表であった中で養育費問題が先に表面化したため、世間の関心はより一層高まることとなりました。
崔熙燮側による釈明と解決プロセス
これに対し、崔熙燮側は養育費の支払いを意図的に拒否していたわけではないと説明しています。彼らの主張によれば、離婚後の面接交渉を巡って元妻側と対立が生じたことがあり、その過程で数回にわたり期限内の支払いが遅延したとのことです。その後、関連機関の調整を経て滞納分を全額支払い、今後の養育費や子供との面接交渉についても双方で合意に至ったと述べています。
なお、韓国において養育費の支払いは法的な義務であり、近年は「養育費履行確保院」などの公的機関が未払い問題の調停に介入するなど、社会的に関心が高い課題となっています。単なる個人的な対立を超え、子供の福祉を最優先すべきという論調が強まっています。
スポーツスターの私生活とメディアの距離感
崔熙燮と金裕美のケースは、著名人が公式に離婚発表を行う一般的なケースとは異なり、養育費問題という形で事後的に明らかになるという特異な経緯を辿りました。韓国を代表する長距離打者としてメジャーリーグや韓国プロ野球で活躍した彼にとって、私的な事情がこのような形で公になったことは、当時大きな注目を集める一因となりました。引退後も野球界で指導者や解説者として活動を続ける崔熙燮にとって、この出来事は公人としての私生活のあり方を問う大きな教訓となったと言えます。



