「自己最高3.3%」の壁を越えられるか…視聴率の物足りなさを払拭する最後の2話

SBS水木ドラマ『今日も完売しました』が、放送終了まで残り2話となる中、登場人物たちの葛藤とロマンスが頂点に達している。
去る21日に放送された『今日も完売しました』第10話では、主人公のマシュー・リー(アン・ヒョソプ扮)が、ダム・イェジン(チェ・ウォンビン扮)の心からの慰めに支えられ、過去の傷を克服して化粧品の研究を再開する姿が描かれた。
アン・ヒョソプ&チェ・ウォンビン、深まる癒やしのロマンス…化粧品開発に再挑戦
この日の放送でマシュー・リーは、ソウルに上京してから不眠症が再発したダム・イェジンを心配し、すぐに彼女の家へと向かった。マシュー・リーは家中のあちこちに睡眠を助ける香りを焚いて献身的に看病し、復縁した二人のロマンスはより一層深まった。マシュー・リーは、ダム・イェジンのショーホスト復帰放送で販売されていたホカンス(ホテル+バカンス)パッケージを大量購入した後、直接デートを提案し、視聴者にときめきを与えた。

デートの途中、ダム・イェジンはマシュー・リーに化粧品開発を再開してみることを慎重に提案した。ダム・イェジンは、かつて研究員時代に明るく笑っていたマシュー・リーの写真に触れ、「メチュリ(マシュー・リーの愛称)さんの笑顔を取り戻してあげたい」と伝えた。さらに、一人で全ての荷物を背負い込もうとするマシュー・リーに対し、「いつでも心配や悩みをここに下ろして」と自身の肩を叩くなど、温かい応援を送った。ダム・イェジンの優しい真心は、マシュー・リーの心に深い響きを残した。
これを受け、マシュー・リーは自分自身の歩むべき道について改めて悩み始めた。特に彼の心の一角には、過去の「グッドモーニングクリーム」事件で被害を受けたにもかかわらず、自分を闇の中から救い出し、「マシュー」という新しい名前を付けてくれたドップン村の子供ナ・ソミ(アン・セビン扮)への感謝の気持ちがあった。ナ・ソミに安全な化粧品を作ってあげると固く約束していたマシュー・リーは、ダム・イェジンの応援に勇気を得て、「後悔なくやってみる」と化粧品開発への再挑戦を決意した。ダム・イェジンもまた、難しい決断を下した彼を温かく抱きしめ、心温まる雰囲気を加えた。

しかし、放送の後半には新たな危機が訪れ、緊張感を高めた。マシュー・リーとゴズナク・バイオを裏切る者が現れたのだ。マシュー・リーと新たに原料納品契約を締結した海外コスメブランド代表のソン・チャンホ(チェ・ドンヒョン扮)が、ゴズナク・バイオとの全契約を一方的に破棄したレトゥアル副代表ミシェル(オク・ジャヨン扮)と秘密裏に接触する不穏な動きが捉えられた。ソン・チャンホがミシェルと手を組んだ背景は何なのか、この裏切りがマシュー・リーとダム・イェジンの未来にどのような波紋を呼ぶのか、視聴者の関心が高まっている。
自己最高3.3%の視聴率の物足りなさを癒やす、刺激のない「ウェルメイド・ヒーリングドラマ」
一方、先月放送を開始した『今日も完売しました』は、田舎を舞台に若者たちの仕事と愛を描いた作品だ。視聴率調査機関ニールセンコリアによると、第10話の視聴率は全国世帯基準で2.8%を記録した。これは前日に放送された第9話の視聴率3.1%より0.3%p下落した数値だ。これまで本作は第1話3.3%でスタートし、第2話3.3%、第3話2.8%、第4話2.7%、第5話2.6%、第6話2.9%、第7話2.5%、第8話2.5%を記録し、自己最高3.3%、最低2.5%という視聴率の推移を見せてきた。

記録面では多少の物足りなさが残るものの、最近刺激的な素材が氾濫するドラマ市場において、田舎の静かな風景と若者たちの成長痛を温かく描き出し、ウェルメイドな「ヒーリングドラマ」という評価を得ている。

物語を牽引する俳優たちの熱演も際立っている。主人公マシュー・リー役のアン・ヒョソプは、「スリージョブ」をこなす農夫に変身し、過去の失敗を抱えながらも現実を受け入れ、未来へ進もうとする複雑な人物を立体的に表現した。これまでのヒット作『浪漫ドクター キム・サブ』や『社内お見合い』などで活躍し、「ラブコメ職人」としての地位を固めたアン・ヒョソプは、今作でも他人に壁を作って生きていた人物がショーホストのダム・イェジンに出会い、人間的に癒やされ回復していく過程を繊細に描き出した。

以前行われた制作発表会でアン・ヒョソプは、「ドラマのタイトルは一生懸命生きようという意味に聞こえるかもしれませんが、逆説的に必ずしもそうでなくてもいいということを伝えたかった」とし、「今日を必死に生きている方々に『今日は適当に生きてもいいんだよ』という慰めのメッセージになればと思う」と企画意図を明かしたことがある。キム・ボムもまた、「愛する人がぐっすり眠れるようにという願いが込められたドラマ」とし、「視聴者が心地よく見て、リラックスして眠りにつける作品になれば」と付け加えた。

