放送タレントのソ・ドンジュさんが、母親でタレントのソ・ジョンヒさんが癌(がん)闘病中だった当時を振り返り、その驚くべき精神力と尊敬の念を明らかにしました。父を亡くした経験を経て、親との対話や健康の尊さを再確認したという率直な心情が語られています。

闘病中の母を見て感じた「予想外」の強さ
14日、ソ・ドンジュさんは自身のYouTubeチャンネル「ソ・ドンジュの또.도.동」にて、母親に対する深い胸の内を明かしました。ソ・ドンジュさんは「母をよく理解しているつもりでしたが、実はそうではなかったと気づいた経験があります。それが母が癌を患っていた頃のことです」と切り出しました。

「当然、母は崩れ落ちたり、泣き崩れたりするものだと思っていました」と当時を回想するソ・ドンジュさん。普段は繊細で少女のような印象の強いソ・ジョンヒさんが癌の診断を受けた際、精神的に大きな打撃を受けるだろうと予想していたといいます。しかし、現実のソ・ジョンヒさんの姿は、その予想とは全く異なるものでした。
苦難の中でも前向きな姿勢を貫いたソ・ジョンヒ

ソ・ドンジュさんは、母の闘病中の様子について次のように語りました。「病気を告げられた直後から治療が始まりましたが、母は不思議なほどポジティブでした。食事をしっかりと摂り、運動に励み、登山に出かけるなど、非常に健康的な生活を送っていたのです」。抗がん剤治療という心身ともに厳しい過程の中でも、家族と外食やショッピングを楽しみ、一日一日を大切に過ごしていたといいます。
この経験を通じ、ソ・ドンジュさんは「母は弱々しい存在だと思っていましたが、あの時、誰よりも強靭な人だったのだと気づかされました」と感銘を受けた様子を語りました。韓国では「抗癌治療」の過酷さが広く知られていますが、その中で生活の質を落とさず前向きに過ごす姿勢は、多くの人々に感銘を与える事例となっています。

親との対話の尊さと将来へのメッセージ
困難を共に乗り越えたことで母娘の絆はより深まりましたが、同時に繊細な距離感も生まれたといいます。ソ・ドンジュさんは「母の健康状態が完全ではないため、余計な心配をかけまいとして会話が減ってしまった時期があります」と打ち明けました。互いを思いやるあまり、些細な日常会話さえも慎重になってしまうという、家族特有の切ない葛藤が明かされました。
最後にソ・ドンジュさんは、「皆さんも親御さんの健康を大切にしてください。子供として最も注意を払うべきは親の健康です」と、改めてその重要性を説きました。父を先に亡くした経験を持つ彼女は、「親が生きているうちに、今という時間を大切にして、少しでも対話を増やし、理解しようと努めてほしい」と、視聴者に心からのメッセージを送りました。


